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【アダルトチルドレン】完璧主義を克服するにはまず他人からの評価を信じること

「仕事はミスなく完ぺきにこなさなければならない」

こんな考えをもって働いている人はアダルトチルドレン(AC)かもしれません。

ACのなかには、物事を完ぺきにこなさないと気が済まない、というタイプがあります。

気が済まない、というより「そうしなければ恐ろしいことが起きる」という強迫観念のようなものです。

この場合、恐ろしいことというのはつまり、

「自己評価が下がる≒他者評価も下がる」

ということに尽きます。

持ち点は100点。

ミスするごとに減点されていき、最終的には針のムシロのようになり、その場所にいられなくなってしまいます。

 

完璧主義は白黒思考と根底は同じ。

1か100かという偏った考えと同じく、「完ぺきにできるか、さもなくば死か…」と極端な発想です。

冗談みたいですが本人たちはそんながけっぷちの状態に立たされています。

だれに立たされているのか?

あなたを綱渡り状態に追い込んでいるのは、じつはあなた自身です。

自分を信じられず、他人を信じられず、パーフェクトでなければ評価されないと思い込んでいるのはあなたです。

こんな完璧主義から解放されるにはどうしたらいいでしょうか?

答えはこうです。

あなたが完璧でなくても、あなたは孤独にはならない

自分を評価してくれる人を信じよう

 

この記事は、追いつめられて日々神経をすり減らしているあなたに、道しるべとなるよう書きました。

最後まで読めば、あなたのなかで何かが変わるはずです。

 

完璧主義(減点式の考え)にとらわれてしまうと送別会もドタキャンしてしまう

「絶対にミスをしてはならない。したら無能な奴と判断され、居場所がなくなる――」

学生の時のアルバイトや社会人になって就職しても、この考えは私の頭から離れませんでした。

どのアルバイトでも就職先でも、私は「仕事を覚えるのが早く、ミスが少ない働き者」と評されてきました。

だってそうしなければ、何かを失いそうな不安がずっとあったから。

完璧に働くということは自分を保つために絶対に必要なことだったので、なにもすごいことじゃありませんでした。

 

しかし、ミスを犯さない人間はいません。

バイト先のレストランでのオーダー間違いや、食器を割ってしまうことなどが起こると、激しい焦りから必要以上に責められている気がしていました。

「減点式の評価」を自分の脳内で始めてしまうのです。

最初は100点だった持ち点が、どんどん下がって下がってもう計算できないくらいに減ってしまう。

こうなるともうその場所で働くことが怖くなってしまうのです。

仕事に慣れてきてもバイト先で仲良くなれる人はおらず、つねに試験を受けているような緊張感が続きました。

その後、大卒で小売業の販売員として就職しました。

そこでも常にマジメで優秀な人間を演じていましたが、店舗を異動するごとに、

「自分は周囲からの期待値が高い」

「だからそれを裏切らないよう、少しのミス(減点)も許されない!」

と思い込むようになりました。

 

転職する際に、最後にいた店舗の店長が「いやあ、君はほんとに優秀だったよ」と言ってくれたことに、ひどくほっとしたのを覚えています。

しかし、その代償はあまり大きい。

毎日神経をすり減らして、他人からどう評価されているかばかり気にしながら行動するのは非常に疲れるものです。

最終的に自分は何点だったのだろうか?

この評価に自信がなかったため、送別会の提案は断りました。

次に働いた職場でも同じような流れです。

そこを退職の際にも送別会を開いてくれることになったものの、

「私なんかに送別会はいらない。それにみんなも来たくて来るわけじゃない」

と思えて、耐え切れずに土壇場でキャンセルしてしまいました

かなり不快な思いをさせてしまったと思います。

10年たった今でも苦い思い出です。

とにかく他人からの評価が怖くて仕方なかったんです。

 

完璧主義から解放されるには、あなたを正しく評価してくれる人を信じること

ありえないことですが、もし仮に自分が完璧にすべての物事をこなせたとします。

持ち点100のまま、最後までやり切ったとします。

おそらくそれでも私は他人からの評価には自信がなかったはずです。

「完璧にできて初めてスタート地点に立てる」という考えなので、「自分は決して優れているわけではない」というのが根本的なところです。

要するに、そもそも自分に自信がないことが原因なのです。

じゃあ自信を持てばいいじゃないか!と言いたいところですが、自信なんかそう簡単につくもんじゃない。

そんなに簡単なら苦労はしないですよ。

私はかつて自信ゼロでしたが、いまでは6割がた回復してきています(まだ半分越えかよ!という意見はさておき)。

どのように変わったかというと、

『自分を正しく評価してくれる人を受け入れること』

これに尽きます。

 

私は日本人特有の「建て前」「同調」「愛想」なんかが苦手なのですが、私を認めてくれる人のなかに、本心からそう思ってくれている人たちがいることに気づいたんです。

20代後半に通った専門学校の先生は、私のいいところ、悪いところを見極めて、正しく褒め、正しく叱ってくれました。

いくつかの転職を経て3回目に働いた職場を退職するとき、私は人生初の送別会にメインとして参加することになりました。

あまり好きじゃなかった人なんかもいましたが、なかには普段からよくしてくれた裏表のない人もいて、私の退職を残念がってくれたことに心から感動しました。

 

 
完璧に仕事や家事ができなくても、あなたを正しく評価してくれる人が
そばにいることに気づいてください。
 

一度そのことに気づけば、実はあなたの周りにもそういう人たちがいることを知るはずです。

あなたに完璧であることを求めない人たちです。

あなたの持ち点が何点であっても、あなたを認めてくれる人たちです。

そんなひとを見つけてみましょう。

 

誰が自分を正しく評価しているか探る方法

これは意外と簡単です。

私の意見に対して「YES」ばかり言う人は、私は信用できません。

それが友達なら、まあその程度の距離の友達という認識です。

あなたの意見に「NO」と言ってくれる人こそ、あなたを正しく見てくれている人です。

その「NO」の意見が正しいかどうかではなくて、ただあなたを気持ちよくさせるためだけに「YES」と言っているだけの人と違い、

「NO」を言える人はあなたの知らない側面を教えてくれます。

私の先生はハッキリと私にダメ出ししました。

他人から否定されることが怖くて仕方なかった私ですが、先生からの叱責は私を覆っていた分厚い殻を見事に叩き割ってくれました。

私はこのとき自分が間違っていたこと、完璧にやる必要なんてないこと、こんなに叱られているのに嫌われたわけではないことを知ったんです。

否定=嫌われる(評価が下がる)と思い込んでいましたが、それは大きな間違いでした。

ほどほどの友人たちならみんな同調主義でOK。

でも本当に信頼できる人はあなたを否定することもあるし、それによってあなたの価値が下がるわけではないことを知ってください。

 

まとめ

信じることと依存は違うし、信じた相手の意見だけがすべてというわけでもない。

何を信じるかは自分で吟味すればいいんです。

まずはあなたに「NO」を言ってくる人を探してみましょう。

そしてそのひとがなぜそう言ったのかを考える。

完璧主義なんて最初から無理だし、そんな必要ないということがわかるはずです。

信じられる人から伝えられる言葉は、必ずあなたに自信を与えてくれるはずです。

 

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