注目キーワード

【ダイアン吉日】冗談みたいなほんとの話 バックパッカーが噺家へ!

  • 9月 17, 2019
  • 10月 7, 2019
  • 雑記

あでやかな振袖に身を包んだ、満面の笑顔の外国人、ダイアン吉日さんを知っていますか?

ダイアン吉日…もちろん、本名じゃありませんよ。

本名はダイアン・オレット。


ダイアン吉日→大安吉日

わかりますよね?(笑)

この冗談みたいな(いえ、つまり冗談なんです)名前はもちろん芸名。

彼女が何者かというと、

イギリス人女性落語家(英語となんちゃって関西弁のバイリンガル)

であり、

バルーンアーティスト

でもあるという、二足のわらじ、二刀流、ほんとに面白い芸歴の持ち主なんです。


バルーンアーティストの外国人。

これはなんか、大道芸人などで見たことはあります。


でも女性で、落語家で、イギリス人で、へんな関西弁で…

って贅沢すぎません?

そんなキーワードが盛りだくさんの彼女ですが、いったいどうしてこの道を歩むことになったんでしょうか。

気になって気になって仕方ないので調べてみました。

興味がわいてきたそこのあなた、この記事を読んでダイアンさんのことをもっと知りましょう!

【ダイアン吉日】冗談みたいなほんとの話 バックパッカーが噺家へ!

バックパッカーとしてのダイアンさん

出身はイギリス、リヴァプール。

ビートルズの出身地でもありますね。

子どものころから活発で、世界中へ旅に出たいという、並々ならぬ冒険心の持ち主だったようです。


子どもの頃ってたくさんの本を読むことで、知らない世界とかファンタジーの世界へのあこがれを強く持ちますよね。

ふつうは大人になるにつれ、だんだん現実を目の当たりにして、頭の中が堅実になってしまい、なかなかリスクを伴うことができなくなってしまうものです。

子どものころに抱いた壮大な夢を小さく折りたたんで、心のどこかの引き出しにしまいながら、ときには鍵をかけてしまうことだってあるはずです。


でも、彼女は違いました。

世界のさまざまな国や民族、文化へのあこがれが彼女を突き動かし続けていたんです。

ロンドンのデザイン事務所や夜のレストランでのアルバイトでこつこつとお金を貯め、とうとうリュックサックひとつ背負ってイギリスから飛び立ったのです。


いわゆるバックパッカーになったんです。

バックパッカーってほんとに憧れます。カッコイイ!

からだ一つで世界中を自由自在に旅できるんですから。


幸い彼女は英語圏の人なので、言葉に関してはそんなに苦労しなかったのかな、と推測しますが…

バックパッカーは言葉の壁だけではなく、体力や資金の問題も絡んでくると思います。

ダイアンさんは資金が尽きたら、行った先々でアルバイトをして小金を稼いでいたそうです。


ここで一つ疑問が。

外国で働くためには就労ビザやワーキングホリデービザが必要となります。

ダイアンさんが各地で資金を調達したその手段が何だったのか、詳細が載っていなかったのでいくつか可能性を考えてみました。


クラウドファンディングをしたとか?(自己PRをしてスポンサーにお金を出してもらう)

バスキングをしたとか?(似顔絵描きや大道芸などでお金をもらう)

イギリス国籍のひとは一部の外国でビザなしで働けるとか?


うーん、こればっかりはなかなか難しい問題でした。

とにもかくにも、オーストラリアで知り合ったバックパッカー仲間が大阪府在住で、

「♪日本よいとこ一度はおいで」

と勧められ、1990年に初来日し、大阪に住むことになりました。

日本人の友人との会話や独学での日本語の習得だったためか、へんな関西弁が身についてしまったらしく、本人はそれもネタにしているようです(笑)

ヒッチハイカーとしてのダイアンさん

来日後はヒッチハイクで北海道から九州まで日本中を回ったそうです。

ヒッチハイク…

テレビ番組とかドラマとかでは見たことありますが、実際にやっている人を私はまだ見たことありません。

『○○(場所の名前)』とか書いた画用紙を持って、道端に立っている、あれですよね?

それで北海道から九州へ…?

ダイアンさんが日本を好きになってくれる理由がわかる気がします。

 

ここまで読めば彼女がどんな人か、だいたいわかってきましたね?

そう、好奇心旺盛、リスクや孤独をものともしない、天性の冒険家であると、私は確信しています。


待てよ?

そういえば、彼女は落語家だったんでした。

あれ??

いったいどうして?

バックパッカー+ヒッチハイカー=落語家?

彼女はもともと日本に長期滞在する予定はなかったそうです。

以前記事にした、同じくイギリス人の漆作家スザーン・ロスさんもそうでしたが、最初から日本で暮らすために仕事を探しに来ているわけではなかった人が、運命的な出会いを果たして、その後何十年も拠点にする―――

ということが、他にもあるんですね。


とくにダイアンさんみたいに、世界中のいろんなものを見たい!知りたい!と考えていたような人が、一つ所に何十年も定住するなんて、想像もしていなかったんじゃないでしょうか。

うれしいことに、彼女はその地に日本を選んでくれました。

生け花や茶道の勉強をし、なかでも着物への愛着が非常に強かったと言います。

1996年頃に、故桂枝雀師匠の英語の先生をしていた友人からアシスタントの依頼を受け、「着物が着られるよ~」との誘い文句であっさり飛びついたのが、最初の落語とのかかわりでした。


このとき、師匠が一人で作り上げる世界に没入した彼女は、この物語の世界を自分で演じたい、英語を使って世界に知らしめたいと確信したそうです。

もし大好きな国の民族衣装をちらつかされたら、私もやるかもしれません(笑)が、似合わないかもとか、笑われるかも、といった恥ずかしさや不安のほうが強いかもしれません。

きっとダイアンさんには怖いものなんてなかったんでしょう。

あったのは着物や伝統文化に対する強い愛情だったはずです。

本物の着物を着たいという純粋で熱い気持ちが彼女を動かしたんだと思います。

 

どこで彼女の落語が見られる?

ダイアン吉日さんの基本分野は英語落語。

観客に合わせて英語の難易度を変えたり、日本語を交えたりするそうです。

彼女の紹介動画を見ましたが、英語の発音も明瞭で、難しい言葉はあまり使っていないように感じました。


余談ですが、物を食べているときのしぐさの表情がうまい!

ほら、外国人ってもともと表情筋の動きが大きいですよね、日本人にくらべて。

だから、ものすごーくおいしそうに見えます。

欧米人は落語に向いているのかも?(笑)


ダイアンさんは海外公演も多く行ってきており、じつに30か国40以上の都市で英語落語を披露してきています。

おなじく英語落語で活躍している桂三輝さんのように、海外がターゲットになるとなかなか日本国内で見られる機会が減るのは、残念ですよね。

ホームページで彼女のスケジュールを確認できますが、今後数カ月はアジアを中心に公演を行う予定のようです。

なかには国際クルーズ船での公演もあるみたい(!)

でも、ご安心を。

関西より西側での公演もスケジュールに入っているようなので、日本国内でお目にかかれそうです!

 

まとめ

いかがでしたか?

ふらっと立ち寄った国で、思いもよらない運命的な出会いがあった。

そしてそれが人生だけじゃなく、世界にも大きな影響を与えることがあるんです。

彼女のこれからにぜひアンテナを張ってみてください!

 

最新情報をチェックしよう!