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10代の環境活動家はトゥンベリさんだけではない!12歳のセヴァン・カリス=スズキ 二人の共通点とは?

  • 9月 25, 2019
  • 10月 11, 2019
  • 雑記

10代の環境活動家はトゥンベリさんだけではない!12歳のセヴァン・カリス=スズキ 二人の共通点とは?

スウェーデンの環境活動家として一躍有名になったグレタ・トゥンベリさんは、現在16歳です。

未成年の10代で環境保護を強く訴えたのは、じつは彼女が初めてではありません。


それが、セヴァン・カリス=スズキさんです。

現在は39歳ですが、各国の代表を相手に痛烈なスピーチを行ったのは若干12歳のとき。

1992年、いまから27年も前のことです。

彼女がどのように人々の記憶に残ったのか、トゥンベリさんと何が違うのか、紹介したいと思います。

セヴァン・カリス=スズキはどんな子だったか

セヴァン・カリス=スズキはカナダ人の日系3世です。

両親ともに博士号をとっている優秀な家系で、特に父はエコロジストでもあり、遺伝学や生物学の学者でもあります。


カナダというと広大な自然と多様な生き物の宝庫というイメージがありますが、私たち日本人より環境保護活動に積極的に関われるベースがあるのかもしれません。

というのも、彼女が9歳の時にすでに『子どもの環境団体』なるものが存在していました。

なかなか日本だと子どもたちが主張する団体や機会は多くはありません。

彼女の母は、カリスが幼いころから資源を大切にすること、ごみを分別することなどをごく当たり前に教育し続けていました。

 

日本でも地域によって分別が厳しかったり、逆に全部ごちゃ混ぜになってもかまわなかったり、かなりの差がありますよね。

引っ越しする前と後で、分別方法が全然違うこともあります。

細かく分類しなければと思うと、「あー!めんどくさいな!」となりますよね。

でも、細かい分別を全国で統一して、全員が毎日行ったとしたら―――?


“習慣化” によってできなかったことができるようになる、と彼女は言っています。


習慣化された環境への配慮は、やがて世界の荒廃・絶滅の危機を防ぐ意識に強く働きかけるようになりました。

カリスは子供の環境団体へ参加し、世界の滅びへの危機をリオの環境サミットで発信する機会を得ることになるのでした。

12歳の少女のスピーチは“伝説”といわれた

1992年、ブラジル・リオデジャネイロで環境サミットが行われました。

この環境サミット、正しくは『 環境と開発に関する国際連合会議 』というのですが、驚くべきことに世界172か国ほぼすべての代表が参加した、まさに世界中が一つになった会議だったのです。

ちなみにこのサミットで、日本では北九州市が公害問題対策について発表をしています。

北九州市は重工業で発展を遂げた地域で、かつてばい煙と呼ばれる大気汚染が充満していたのですが、市や民間の取り組みのおかげで、奇跡的に環境を改善することに成功しました。


さて、カリスは『子どもの環境団体』の代表となり、募金を募ってブラジル・リオまで行き、この環境サミットに参加することになりました。

彼女は12歳、日本で言えば中学1年生のころに、全世界の代表・銀行家・大使を前に、約5分間ものスピーチを行ったのです。


これにより、“世界を5分間沈黙させた少女” として世界的な脚光を浴びることになりました。

学校の発表会でも緊張するのに、何億もの人々が見ている前での演説はどれほどの緊迫感だったのでしょうか。

わかっていることは、『子どもだからこそ何も恐れず、ただ自分が正しいと思うことをした』ということです。

トゥンベリさんのスピーチとの共通点

カリス(C)のスピーチ内容は、グレタ・トゥンベリ(T)さんのものといくつか共通点があります。


1.経済大国の浪費癖のこと/お金儲けのこと

C:北側の発展国が、南側の途上国へ少しでも富を分けたら、戦争のためのお金を環境活動に使えたら、どれだけ地球がよくなることか。

T:私たちは絶滅しかかっているのに、あなたたちが話すは永遠の経済成長というおとぎ話だけ。


2.大人のなぐさめ/言い逃れ

C:親たちは「だいじょうぶ、すべてうまくいく」「できるだけのことはしてる」「この世の終わりじゃあるまいし」と慰めを言うが、もうそれすらもできなくなっているようだ。

T:必要な解決策もないのに、「じゅうぶんやっている」などとよく言えたものだ。

 

3.子どもの未来を奪わないで

C:子どもの未来を真剣に考えたことがあるか?あなた方がこの会議を誰のためにおこなっているか忘れないでほしい。私たちを愛しているなら行動で示してほしい。

T:十年で気温上昇を1.5度に抑えられる可能性が50%しかなく、あなたたちはそれでいいかもしれないが、私たちはその50%の危険性とともに生きていく。すべての未来世代の目はあなたたちに注がれている。

まとめ 何が変わったのか

リオでのスピーチ後20年の間に、何が変わったのでしょうか。

大企業が一国家並みの政治力を持ったために、国家レベルでの環境保護はなかなかすすまないようです。

企業は利益を優先するものであり、そこに “愛” は必要ないからです。

でも、私たちも生活の大部分を、そういった企業の恩恵を受けていることは大きいですよね。

だから一概に企業を責めることはできません。

たとえば、原子力発電所が無くなったらどうやってエネルギー供給を確保するのか?という議論があります。

風力や太陽光は原子力ほど昼夜問わずの安定供給はできないけれど、CO2を出さない再生可能エネルギーです。

 

24時間営業の店は必要でしょうか?

暑がりの人のためにエアコンの温度を20℃まで下げる必要はあるでしょうか?

日本のマイバッグ率は世界的に見てもかなり低いようです。

当たり前のことに疑問符をつけることから始めてみましょうか。

 

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