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【初心者向け】ドミトリー式ホステルの泊まり方とアドバイス

初めてのドミトリーの使い方

ドミトリーとは複数人との相部屋のことで、部屋のサイズに合わせて二段ベッドが4台~10台ほど置かれているのが一般的です。

ホステルとゲストハウスの違いはおおむねその規模で、ホステルは数十人単位、ゲストハウスは少人数に対応していますが、明確な区別のルールはないようです。

どちらも“ドミトリースタイル”の宿泊施設です。

(少し規模が大きければ、ツインルームやファミリールームを備えているとこともあります)

私は基本的に一人旅ではドミトリーに泊まることにしていて、これまでに国内外で9カ所ほどドミトリースタイルのホステルを利用してきました。

その経験上、ホステルの使い方は日本とヨーロッパでさほど違いがないことに気づきました。

本記事では初めてドミトリー式ホステル、ゲストハウスを利用するひとの疑問点にお答えします。(以下一律にホステルと呼びます)

一泊から一週間ほどの短期滞在を想定した記事です。

 

 
利用の流れをイメージできるので心配無用ですよ!

本記事はこんな人におすすめ

今度初めてドミトリーを利用するんだけど、どんな感じなのか知っておきたいな。
今までホテルや旅館しか泊まったことがないんだ…
チェックインとかチェックアウトって難しくない?
ドミトリーって相部屋でしょ? 貴重品の管理ってどうしたらいい?
食事ってどうしたらいいの?

それではさっそく見ていきましょう!

利用の仕方①チェックインはどうやる?

  1. ロックの解除をしてホステルに入る(多くは暗証番号でシステム化)
  2. 受付で名前を言い、パスポートを見せる。海外ならどこの国でも英語で言えれば通じる
  3. 支払い
  4. 部屋に案内される、部屋のロックの解除方法を教えてもらう

◆ロシア(ハバロフスク)ではイミグレーションカードの提示を求められた(※)

(※)特異事例

一番最初はホステルを見つけ、その中に入るところからです。

スタッフが在籍している間は無施錠で受付まで入れるところもありますが、たいていは建物自体のエントランスにプッシュ式のロックがかかっています。

ロックの解除の仕方は二通りあり、

  • スタッフの呼び出しボタンがある
  • 申し込み時に暗証番号のメールが送られてくる

事前に解除用のメールが送られてきたホステルは一カ所だけでした。

基本的にはスタッフを呼び出して、開けに来てもらうか遠隔操作で解除してもらうかになります。

自分が泊まるホステルがどういうタイプなのかを知るには、そのホステルの口コミを見るに限ります。

私はふだんBooking.comHotels.comで予約をしていますが、こちらのサイトでは各国利用者の口コミを見ることができます。

なかでも日本人観光客の口コミを探してみましょう。

たとえば、

「入口がわかりにくかったけど、事前に送られてきたメールに写真が添付されていたからわかりやすかった」

「呼んだらスタッフがすぐに来てくれて対応が早かった」

とか書いてあると、それだけでどんな感じで入るのか予想がつきます。

 

受付の場所は施設により、半地下だったり5階だったりさまざまで、エレベーターはあったりなかったりします。

エレベーターがない場合でも原則荷物運びは自分で行います。

ポーターが運んでくれるということはありません。

たまたまオーナーが開けに来てくれて、荷物をいっしょに持ってくれたことはありました。

受付についたら名前を名乗ってパスポートも出します。

私はいつもこんな感じ。

「Hi,  I’m  ○○△△(名、姓) (from Japan)」(私は△△○○です。日本から来ました)

 

 
“from Japan”はついでです。言わなきゃダメということはない。
(パスポート見れば書いてるし)
スタッフさんが名前を探しやすくなるかなと思って言っています。
あと別段英語しゃべれるわけじゃないからかっこつけたいだけ。
 
ホステルを選ぶ段階でスタッフが英語対応できる場所を選ぶべきです。
Booking.comやHotels.comには対応言語が全部書いてあるのでそのチェックも欠かさないこと。
 
ホステルは基本的に前払い制がほとんど。
予約サイトにはかかる費用(確定金額)が提示されていて、これを超えて請求されることはありません。
もし請求されたら、英語力があれば申し出たり、しゃべれなくても自分の予約画面を見せるなりして意思表示しましょう。
支払い方法は現金かクレジットカードになりますが、取り扱いが現金のみだったりカード会社もVisaのみだったり、予約サイトにちゃんと載っているのであらかじめ見ておくこと。

私の支払いエピソード

モスクワのホステルで『カードで支払いします』と言ったのに受付のおばちゃんがレジで現金処理をしてしまった。
おばちゃん、取り消し作業がめんどくさいようで『支払いを現金にしてくれない?』と言ってきた。

私は「は?あんたがまちがえたんでしょーが!」とは言わず、首を振りながら『現金を持ってないからヤダ』と言ったら、

『ハアァァァ~!』とものすごいため息をつかれてカード決済をされたという経験があります(笑)

 

 
いやなものはいやとはっきり言おう!
でも、こんな対応のホステルのほうが少ないと思う
その後、自分の泊まる部屋に案内されます。
同時に、シャワールームやキッチンの場所などの案内をしてくれたり、部屋のロッカーの使い方を説明してくれたりすることも。
あとはそうそう、Wi-Fiのパスワードも教えてもらえます。
こちらも自分の部屋用のルームキーを渡されるか、もしくは暗証番号をおしえてもらい、ロックを解除して入ることになります。
中にはすでに寝ている人、起きている人、もぬけの殻のベッドなどがあります。
同室者には『Hi』くらい言うとお互い気持ちよく過ごせます。
また、予約サイトの特典などによりウェルカムドリンクがサービスになることがあります。
プラハに行ったときチェコビールをもらえるところ、『後でいただきます』なんて言ってしまい、結局もらい忘れるという無念の結果に終わったことがあるので、特典は忘れないうちにもらっときましょう
以上がチェックインの流れです。
 

利用の仕方②部屋での過ごし方、睡眠時の注意点

基本的に昼間は観光で外出しているはずなので、早朝と夕方以降の過ごし方についてです。

  1. 足音に気をつける(日本人はすり足が得意?だからほぼ問題ない)
  2. 荷物の出し入れの音に気をつける(早朝に発つなら前夜のうちに荷造りは終わらせておく)
  3. スマホの明かりに気をつける(カーテン付きベッドなら全く気にならない)
  4. でも神経質になりすぎなくていい。みんなお互いさまだから

ホステルは数週間の長期滞在者と短ければ一泊程度の短期滞在者とが混在しています。

短期サイクルで人の入れ替わりがあるので毎晩のように深夜に到着する人もいれば、夜明け前に出発する人も。

真夜中にガサゴソと荷物整理をする音やスマホの明かりが漏れることはしょっちゅうです。

土足で動き回れるホステルもあれば、入口で靴を脱いで無料の簡易スリッパを履いて室内で過ごすところもあります。

悪気はなくともドスドスと歩く人がいればその振動が気になります。

ところがいままで泊まった中で、誰かが誰かを注意しているところを見たことがありません。

深夜に部屋が明るくなっても誰も文句を言わない。

寛容、ガマン強いというより、ほんとに気にならないのか、またはお互いさまと思っているんだと思います。

ドミトリーってそういうもんなんです。

ただし不快にさせられても同室者を不快にするようなことはやめましょう。

そのためには荷物整理はなるべく人がいないときや寝ている人がいないときに済ませます。

また、カーテン付きのベッドが備えてあるホステルを選びましょう。

プライバシーが守られていて快適だし、スマホの明かりをお互い気にすることなく使えます。

いびき問題について

他人と(しかも複数人と)同室で眠る場合、避けて通れないのがいびき問題。
あなた自身がいびき源となるなら、はやく睡眠外来にでも行った方がいいです。
私は女性用ドミトリーに泊まることがほとんどですが、オンナだっていびきをかきます。
これは万国共通。はっきりいってうるさい。
でも、私はいびきのせいで起こされてもいびきのせいで眠れなくなることはないので、案外平気です。

「他人にいびきには我慢できない!発狂しそうになる!」という人はそもそもドミトリーに向かないんですが、どうしても泊まらざるを得ない場合は耳栓を使いましょう。

日本人向けに設計されたシリコンタイプの耳栓がおすすめです。

 

利用の仕方③イチバン心配!貴重品の管理の仕方は

今の時代、ホステルの予約はほとんどがオンラインです。

選ぶ側は施設のPR文のほか、利用者の口コミを重視します。

ここで盗難の被害に遭ったなんて書かれたら一発アウト、信頼を失ったホステルは利用客を大幅に失うことになります。

なので、セキュリティにかなり気を使っているのは間違いありません。

だいたいにおいて部屋には鍵付きのロッカーがあります。

ただしこのロッカー、「何用のロッカーか」はホステルによって違います。

貴重品用の小さめのロッカーが備わっているところもあれば、小型のキャリーバッグやリュックなどを入れられる大きさのもあったり、サイズが中途半端でキャリーバッグが入らず使わなかったロッカーもあります。

鍵も、更衣室にあるような簡易的なものから南京錠、ダイヤル式までさまざま。

海外においては、パスポート、財布、貴金属、時計、電子機器などの貴重品は、眠るときも肌身離さず持っているべきです。

意識がないとき(寝ているとき)と目が届かないとき(シャワーを浴びているとき)でも万全を期す必要があります。

 

 
鍵を壊されたらホステルを追及できるけど、盗まれるのは基本的に自己責任。
自分のものは自分で守らないといけないよ

睡眠時の置き場所

 

◆パスポートはパスポート用の薄型のショルダーバッグに入れ、下着(ヒートテックなど)の上に身に着け、その上からシャツを着て寝ます

◆貴重品を入れた小型バッグやポーチなどは顔と壁の間に置き、しっかり布団をかぶせておきます

◆キャリーバッグはロッカーにしまえるならしまいますが、サイズ的に入らなかったり、大型サイズのロッカーがなかったりもするので、わりと足元(ベッド横)の床に置いています

※キャリーバッグに関しては、高価なものを何一つ入れていない状態で「サイアク盗まれても帰国に問題がない」ならこれでOKだと思います。(絶対盗まれたくないけど)

 

 

キャリーバッグは一度だけ、ポジション的にどうしても心配なことがあったので、ベッドまで持ち上げて一緒に寝たことがあります。
まあちょっと汚いけど、盗まれないかと心配で眠れないよりマシ。
機内持ち込みサイズなら可能だと思います。

 

シャワーを浴びているとき

貴重品は南京錠やダイヤル式の鍵つきロッカーならとりあえずあまり心配せず入れときます。

簡易的なカギは貴重品には向かないと思っているので、まるごとシャワールームに持ち込みます。

スマホや電子機器に関しては濡らすわけにはいかないので防水ビニール袋を活用。

パスポートも同じく。

着替えなど衣類やお土産類はロッカーにしまうか、とりあえずそのまま放置してきます。

盗人がいたとして、ここで盗まれたらもう仕方ないなという開き直りです。

貴重品のみ死守すべし。

私は幸い、このやり方で盗難に遭ったことはありません。

しかし調べてみると盗難被害に遭うことはやはりだれにでもあるようです。

海外旅行において何事もそうですが、「自分だけは大丈夫」と思わないように注意してください。

ドミトリースタイルは常に盗難被害と隣り合わせなのも事実です。

 

 
私はトイレの時はほとんどの貴重品を置きっぱなしです。
同室者たちのモラルを信じている部分もあるから。
でもそれで何かあっても自己責任です。
 
いつもお世話になっている無印のパスポートバッグ。
高級品はいらない。軽くて便利なところがいい。
 

利用の仕方④スタッフの対応はおおむねどこもGOOD、わからないことは何でも聞こう

先ほどお話ししたモスクワのおばちゃんため息事件以外、一般的にホステルのスタッフはフレンドリーで対応がいいです。

ま、そういう評価のホステルを選んでいます。

たとえばロシアでは英語の浸透率が日本と同じ程度なので、街を歩く一般人が英語がわかるかというとそうでもないです。(経験済み)
しかし、近年では若い世代での英語学習が進んでいて、ホステルのスタッフに多い20代はロシア人でも英語がペラペラ。
そして“笑わないことで有名”なロシア人でもにこにこ(*^-^*)フレンドリー。
そのほかギリシャやチェコでもスタッフはときどきなまりがあるものの、みんな流ちょうに英語を話すし、親切。
私は両替をお願いしたことがありますが、快諾してくれました。
こちらがカタコトの英語でも意図を拾い上げてくれるので安心です。
 
 
英語が話せたら世界中の人と話せるというのは過言じゃないと思うのです

利用の仕方⑤キッチンの使い方、食事のとり方

予約の段階で朝食付きかどうかを確認しましょう。

朝食といってもホテルのような朝食が出るかどうかは、朝食代としてきちんと追加料金を支払っているかで変わります。

そもそも朝食付きでない素泊まりの方が多いと思います。

「無料で朝食付き」はあくまでサービスのようなもの。

ヘルシンキのホステルでは朝6:30~エントランス付近で中国系のおじさんがサンドイッチとバナナを配ってくれました。

酸っぱい薄切りの黒パンとチーズ、ハム、レタスのサンドイッチです。絶品じゃないけどそれなりにおいしくいただきました。

おじさんが作ったのか仕入れてきたのかは不明。

そしてホステルのスタッフのお兄さんに1€コインを渡され、備え付けの自販機でコーヒーサービスも受けられました。

 

朝食付きにするか、しないか

どちらでもいいと思います。

朝食付きにするメリットは、前日に朝食のことを考えないで済むこと。地味にラクです。

朝食付きのデメリットは、あまり期待はできないこと、朝食に1000円相当も払うくらいならスーパーで安く買うわ!となること。

無料朝食込み」ならそれほど期待もせず、かつ無いよりはいいと思うので折衷案にちょうどいいです。

 

また、キッチンにはキッチン用品が完備されていることが多く、フォークやスプーン、皿、ナイフ、フライパン、鍋などたくさんあります。

共用なので潔癖な人は使えないかも。(だからそういう人はホステルに向かないです)

使い終わったら備え付けのスポンジと洗剤でちゃんと洗いましょう。

キッチンの汚い施設はすぐ書かれてしまうので、水回りやゴミ箱もキレイになっているところがほとんどです。

『きれいに使おう!』とか『ごみの分別をしよう!』などと張り紙があることも。

ホステル側もホスピタリティ(おもてなしの心)気を使っているのがよくわかります。

 

 
キッチンのレンジを使えば、スーパーで買ったご当地総菜なんかも温めて食べられます。
高級レストランよりこういう地味で庶民的なものを味わいたかったり。
 

利用の仕方⑥チェックアウトはどうするか———やることはほぼない。出るだけ。

支払いはチェックイン時に行っているので、チェックアウトの際にすることはほとんどありません。

  1. 忘れ物がないかベッドを入念に調べる
  2. シーツは丸まっていてもへいき。せめてごみは捨てよう
  3. ルームキーを借りている場合は返却ボックスに返そう。受付あたりにあるはず
  4. 受付が無人ならそのまま出るだけ

チェックアウトの時間に気をつけて、ホステルを後にするだけです。

そして次の目的地へ。

 

ドミトリー式ホステル利用のまとめ

チェックイン:建物への入り方を口コミで確認しておく。支払いは前払いであることがほとんど

チェックアウト:忘れ物に気をつけてホステルを出るだけ。借りたものは返すこと

貴重品の管理:頑丈なカギがなければ、シャワー時も睡眠時も目(手)の届くところに持ち運ぶこと

スタッフ:口コミ評価がよく、英語対応のホステルを選ぼう

朝食:サービスで朝食がついているなら利用しない手はない

 

Booking.comやHotels.comを利用すると口コミの投稿を求められます。

私はふだんからレストランやらレジャー施設やらで口コミ投稿するタイプではありませんが、自分が利用した宿泊施設に関しては毎回感想を投稿しています。

それは、見知らぬ海外のホステルの評価で同じ日本人の意見がとても参考になるし、日本人が利用したとなれば安心できるからです。

自分の投稿で他の旅人の役に立ちたいし、口コミを通じてホステルにお礼の気持ちを伝えることができるからです。

 

 
ホステルはたしかに盗難被害やプライバシーの問題なんかもあるけど、宿泊者はモラルのあるふつうの人たちがほとんど。
利用してみると、その安さ、自由度の高さで旅のプランがもっと楽しくなるよ!
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