日本語教育能力検定試験の受験レポ【当日の持ち物や注意点など】

本記事では初めて日本語教師養成コースを受験する人向けに、試験日当日の流れをレポートします。

読んでおけば試験直前の心の準備ができる!!

 

なお、私が受験した当時はコロナのパンデミックではありませんでした。

現在はマスク着用が義務になっていると思われます。

 

かならず受験票の注意事項を確認してくださいね。

 

初めての日本語教育能力検定試験

 

日本語教育能力検定試験とは、簡単にいうと
日本語教師になるために、自分の知識が正しい水準まで達していますよと証明するための資格
です。
 
誰に証明するのか?
それは雇用主にであったり、日本語学習者にであったりですね。

 

ウィキペディア的には、

日本語教育能力検定試験とは

日本語教育を行う専門家として基礎的水準に達しているかを検定する試験である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
となっています。
 
誤解しちゃダメなのは、「日本語を教えるために必須な資格」ではないということ。
法律上、学校の先生と違って日本語教師には教員免許の義務がないため、なるだけならだれでも自由になれるんです。
 
言ってしまえば、この認定資格を持っていなくても日本語教師にはなれます。
 
ただし!
 
多くの日本語教育機関では採用条件として「日本語教育能力検定試験の合格」を求めているので、資格を持っていることは暗黙のルールですね。
 

日本語教師になるための4つの方法

 
日本語教師になる(採用される)ためには以下の4つの方法があります。
 
  1. 大学で日本語教育を専攻し、大学院で日本語教育の論文を発表する(学費:数百万円)
  2. 文化庁の定めた養成講座で、420時間以上の講義を受け、日本語教育能力検定試験に合格する(受講費:約40万円)
  3. 通信講座や独学で日本語教育能力検定試験に合格する(費用:数千円~約15万円)
  4. ボランティアで地域の活動に参加する(無資格でもOK、費用:ゼロ円)
私は③を狙い、受験しました。
 

受験資格、受験費用

 
受験資格制限なし(つまり受けたい人はだれでもOK)

受験料10800円

合格率約25%

 
実際に受験してみてわかったことがあります。
それは、
合格率が低いのは難関試験だからではない
ということ。
 
  • 受験資格に規定がないので、勉強が足りない人も受験する
  • 試験当日の欠席者が多い
ので、合格率がだだ下がりするんだとわかりました。
 
ですので、決して難しすぎる試験ではありません
 

本試験を受験後の感想

 

受験が近づくほどだいぶモチベーションが下がってきていて、あまり勉強に身が入りませんでした。

「日本語教師になる私」というビジョンが薄らいできたからです。

(ビジョンについてはこちらの記事を参照ください)

 

とはいえ受験料含めアルクの<検定合格率66.3%>「NAFL日本語教師養成プログラム」に15万円も投資したので、受験しないという選択肢はない。

 

これで集大成だと思い試験を受けてきました。

 

4時間の試験時間はあっという間

 

全部で4時間にもわたる試験ですが、始まってしまえばあっという間です。

 

第1部は基本的な問題が多く、第2部の聴解は問題集と同じような感じで出題、第3部は難易度が一気に上がった印象。

 

しかしどの部でも時間が足りないということはなかったです。

 

記述式は余裕をもって30分くらい

 

どのテキストでも「記述式問題に20分はとっておこう」とありましたが、正直20分じゃ足りないです。

私の場合、測ったら28分かかりました。

 

配点の高い記述式問題は第3部の一番最後の問題で出されます。

 

試験開始の合図が出たら、まず記述式問題の問題文を読んでおくといいと思いますね。

 

すぐに答えが出なくても、他の問題を解きながら同時に記述式の解答をなんとなく形づくることもできるので。

 

思いのほか記述式に時間を取られましたが、マークシート全体の見直し時間としても20分ほどは残っていたので、時間が足りなくなることはありませんでした。

 

試験全体の印象としては、まったくわからなかったというわけではない、といったところ。

日本語教育能力検定試験 試験当日の流れ 

 

受験票は9月の下旬に届きます。

受験票が届いたら、冷蔵庫にでも貼っておきましょう。

 

私は明治大学の和泉キャンパスが試験会場でした。

受験票には地図も載っていますが、グーグルマップでちゃんと調べておいた方がいいかも。

 

当日の持ち物

 

  • 受験票(忘れたときのために公的な身分証も)
  • えんぴつ、シャープペン、消しゴム(以上!)あと、シャープペンの芯
  • 音の鳴らない時計絶対に鳴ってはいけない
  • お昼ごはん(緊張してても腹はへる)

 

後述しますが、音に関しては超絶厳しいので、時計には絶対に気をつけてください!

 

何時くらいに行けばいい?

 

開始が9:50なので、それに間に合えば何時でもいいです。

 

私は5分前到着でいいやと余裕ぶっこいて、最寄り駅に9:39着の電車で行きました。

ところが乗り換え前の電車が緊急停止し、まさかのタイムロス。

 

結果的に猛ダッシュですべり込みセーフでした…

こんなことで失格になってはばかばかしいので30分前には到着しましょう。

 

 

まあ、ふつうは30分前には着いてるよね。

ちなみに開場は9:00でした

 

試験会場の雰囲気

 

私が入ったのは42席あるクラスで、空席が目立ちました。

たぶん4分の1くらいは不参加だったと思います。

 

 
ヤナ
どんな事情で受験料10800円をフイにしたのか…

 

見た感じ、女性が8割、男性が2割くらいといったところでしょうか。

印象としては全体的に年齢層は高め。

 

20代~70代くらいの人まで幅広かったです。

 

試験開始直前の注意点!!

 

  • 音の鳴る時計
  • スマホの機内モード
  • スマホのアラーム

に注意!

 

試験官は二人。

机の上に置いていいものや、試験中のNGなどが説明されます。

 

机には筆記用具(鉛筆系、消しゴム、シャープペンの芯のみ。ボールペン不可)と受験票、時計のみ置いてOK

 

ボールペンに関しては不可というより不要なので、そもそも出す必要がないです。

ここで一番注意しなければいけないのは、時計。

 

絶対に音が出てはいけません。

 

試験は3部構成ですが、

特に第2部『聴解』の試験中に音が鳴ったら、即失格・退室

となります。

 

もうひとつ、試験中にスマホの電源を切るのは当たり前ですが、電源を切る前にアラームの設定を確認しておいてください。

電源OFFでも『アラームが鳴るように設定』されていたら、当然鳴ります。

バイブレーションもNG。

機内モードもNG。

(機内モードでもWi-FiはONにできるので、うっかり意図せず何が起こるかわかりません)

 

電子機器は電源をOFFにし、アラームも鳴らないように設定しておくこと。

 

ささやかな恐怖のエピソード

 

私は腕時計を持っていないので友人から借りました。

友人もそのデジタル腕時計をあまり使っていなかったらしく、「鳴るかも。わかんないや」と言っていたんです。

 

私は、まあ鳴っても「ピピッ」くらいだろうと、特に気にしていませんでした。

 

ところが、

いざ会場で聴解試験の条件を聞いたら、どんな小さな音すらもNG(即失格)であることが判明。

 

第1部から机に出してたデジタル腕時計。

なんの拍子にいつ鳴り出すか、心臓が飛び出るほど恐怖でした…

 

結局ソイツは最後まで鳴りませんでしたが、正直、気が気ではなかったです。

 

 
ヤナ
デジタル腕時計はやめたほうがいいかも

 

本試験開始前後のようす

 

沈黙の時間が長い

 

まずマークシートが配られます。

つぎに問題が配られます。

指示が出たらマークシートに名前と受験番号を記載、受験番号の数字を鉛筆で塗ります。

つづいて試験官による、目視での本人確認(そういえば顔写真送った)。

 

すべて終わると、あとは試験開始時刻まで無音、沈黙の状態で待ちます。

 

これを各部が始まる前に計3回行います。

 
沈黙の時間、どのくらいだったかな。
10分、15分は待った気がします。
 
頭で復唱するもよし、
無心になるもよし。
私は今後の人生について思いをはせていました。
 

試験終了後、休憩時間の過ごし方など

 

座りっぱなしの試験なので、休憩時間は立ったり歩いたり、ストレッチしたりをおすすめします。

復習ノートも立ったまま見たほうがいいかも。

 

私は痩せ型なので長時間いすに座っているとお尻がめっちゃ痛くなるんです。

なので休憩時間中は基本、立ってぶらぶらしたり、ストレッチしたりしていました。

 

トイレは試験が終わるごとにソッコーで行く

 

トイレはすぐに長蛇の列、激混みになるので試験が終わって退室を許可されたら真っ先に向かうべき

です。

 

私は毎回、なにを差し置いても真っ先にトイレに向かい、並ばずに入れました。

しかし用が済んでトイレを出ると、そこにはすでに20mくらいの列が。

 

 
ヤナ
各試験が終わったら小走りでトイレに向かうべき

 

試験終了後、退室は順番待ち

 

試験の全行程が終了すると、あとは帰るだけ。

なんですが、ここで試験官からこんなセリフが。

 

試験官:「大変申し訳ございませんが、混雑緩和のため上層階から順番に退室していただきます」

 

とのこと。

 

こちらとしてはようやく終わったし、さっさと帰りたい。

待ち合わせもあるし、

それ早く言ってよ!ヽ(`Д´)ノ

 

他の受験生からも「え~…」という声が漏れ聞こえる。

 

試験官:「トイレには行ってかまわないので、貴重品だけ持って、荷物は置いていってください」

 

まあ、トイレついでに帰られちゃ困るからな。

 

試験官:「どうぞ席はお立ちになってけっこうです」

 

じゃあトイレ行っちゃおうと席を立ち、教室を出ようとした瞬間、

 

試験官:「なお、合格発表は12月の———」

ドア、しまる。

 

お立ちになってけっこうって言ったじゃん!(゚Д゚;)

もう聞きに戻りませんでしたけどね!

 

 
ヤナ
なんか段取りが悪くてイラッとしました

 

合格発表は12月上旬です。

 

 

まとめ:日本語教師に興味がある人はためしに受験してみてもいいかも

 

以上が受験当日の流れになります。

試験時間は90分、30分、120分とかなり長いですが、始まってしまえばあっという間。

 

受験資格はだれにでもあるので、興味がある人はまずは一回受けてみてはいかがでしょうか。

 

数十万円は出せないけど、10万くらいならお金出してもいいかな、という人には66.3%の合格率を誇るアルクの通信講座<検定合格率66.3%>「NAFL日本語教師養成プログラム」がおすすめ。

 

認知度はまだまだ低い日本語教師ですが、資格取得のためのハードルはじつはそんなに高くないんです。

手に職系で堂々と履歴書に書ける資格が欲しければぜひ受験してみてください。

 

 

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