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共依存は「お互いを必要としている関係」でしょ?何が問題なの?

「共依存」ってお互いを必要としてる関係ですよね?

恋愛ってそういうものじゃないんですか?

何が問題なの?

 

ひとはだれでも何かに少し寄りかかって生きています。

寄りかかっているのは家族友人のほか、仕事や趣味だったり、オンラインのペンパルサイトで知り合った地球の裏側のだれかとだったり。

恋愛もそう。お互いにすこしもたれ合いながら、お互いを尊重しながら育んでいくもの。

 

「共依存」は文字にちょっと誤解があると思うんです。

「共」は「共に」の漢字ですが「お互い共に必要としている」んじゃなくて、「自分が一方的に相手を必要としている」関係のこと。

「共依存」とは相手を背負い込む重さがハンパない状態のことなんです。

それの何が問題か?

それは、

「愛されるためなら自分のすべてを犠牲にする」

「“ほんとうの自分” なんかどうでもいい、愛されるならなんだっていい」

ということ。

そこに「あなた自身」がいない。

それが問題。

 

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共依存ってこんなこと

適切な例えかわかりませんが、物質的に考えてみると…

「パートナーをおんぶしてください。その人を下ろさないで365日生活してみてください」
こういうことです。
重いですよねぇ。歩き回るだけで大変。階段の上り下りなんてできるのかな?
でもあなたはできちゃう。なぜなら「やるしかないから」。
パートナーはときどきあなたと入れ替わって、あなたをおんぶしてくれます。
そのときはあなたはラクできますね?
でもそのうちまた入れ替わる。
そうしたらあなたはまた息切れハァハァ、体中が悲鳴を上げています。
でもおんぶを辞められない。
 
「だって重いけど、苦しいけど、背中にいてくれるとあったかいんだ…」
 

自分がどんなに苦しくても、その「あたたかさ」がほしくてほしくて、手放したくなくて、ぬくもりが得られるならどんなことをだってできる!(と思い込んでいる)

これが共依存です。

こんなものが美談ですか?

これが美談というなら、そんなものクソの役にも立たない。

 

まったく不健全な「共依存」状態

共依存は「本来の自分自身」をどれだけ犠牲にしてもかまわないという前提に成り立っています。

相手からの愛情のためなら本来の自分などどうでもいい。

以下の問題点はすべて「相手から愛されるためにする共依存者の行動/考え方」です。

 

共依存の問題点 「彼(彼女)なしでは生きられない」

あなたのなかに彼(彼女)がパンパンに詰め込まれていて、もはやその人を手放すなんて考えられない。

お相手があなたの人生の一部というよりあなたそのものになっている。

もしいなくなってしまったら「私は存在意義を失い、生きている価値すらない」

DVされようが浮気を何度されようが、どんなにつらくて悲しくても「私のもとに帰ってくるなら許す」

 

共依存の問題点 「尽くしすぎて疲れる」

愛されたくて尽くしすぎてしまう。

余計な世話を焼いたり、過保護になったり、貢いだり、友人を犠牲にしてもすべての時間を恋人に捧げたり…

愛を与えるのは悪いことじゃない。

でもこんなふうに尽くすのは「愛されたい」という見返りを求めているから。

「こんなに犠牲にしてるんだから、それ以上に愛してくれるよね?」

という無意識の見返り。

心が疲弊するのは、どんなに尽くしても自分を満たしてくれるほどの愛情が返ってこないから。

収支バランスがおかしくなれば赤字倒産は目に見えています。

 

共依存の問題点 「一緒にいるのにつきまとう虚無感」

どんなに楽しいデートでも、どこかむなしさを常に感じている。

楽しければ楽しいほど、どこかから虚無感に襲われて泣きだしたくなるほど恐ろしく感じることがある。

「なぜ素直に楽しめないんだろう?」

この息苦しさはなに?

それはひとりになるのがこわいから。

この恋人といつか離れ離れになってしまうんじゃないか、いつか見捨てられてしまうんじゃないかと不安に駆られるから。

 

共依存の問題点 「相手をコントロールしたくなる」

相手の愛情をつねに自分のものにしておきたいがため、相手を自分の思い通りに行動させようとする。

でも相手をコントロールすることはできないものなんです。

「私を愛させたい」

「私を必要とさせたい」

それで束縛したり命令したりするんですが、結局うまくいかなくて相手に怒ったり悲嘆にくれたりする。

「なんで私の言うとおりに動いてくれないんだ!」と。

自分の思い通りにならないと、自己否定されたかのような悲しみと怒りがわいてくる。

 

共依存ではない、健全な関係とは

健全な恋愛関係とはいたってシンプルです。

きしむような音すら聞こえてきそうな共依存の関係と違い、すこしだけもたれ合いながらもお互いが自立した関係なのが健全な状態。

「相手」と「自分」がそれぞれ自立できている関係です。

相手の望むように自分を殺すことが決してありません。

 

一緒にいると楽しい

一緒にいても漠然と不安になるなんてことはない。

デートの終わりでも悲しくならずに、「今日は楽しかったね!ありがとう」といえる。

 

離れていても不安にならない

相手が今何をして誰と会っているかなんてかまわない。

相手のスマホを勝手に見たり、常に行動を監視しようとしたりしない。

 

お互いの意見をいいあえる

自分の意見はいわず、なんでも相手に合わせるわけじゃない。

譲れるところと譲れないところを自由に話し合える。

 

もし別れることになっても、相手の気持ちを尊重できる

なんとしてでも復縁させようとしない。

本当に相手を愛しているなら、その人の気持ちをコントロールしようとはしない。

 

まとめ:共依存は問題しかない

いかがでしょうか。

共依存の何が問題なの?
とギモンに感じる人は、表面的な漢字の組み合わせでしか言葉の意味を理解していなかったかもしれません。
それかとっくに共依存に陥っているのに、自分の “献身的な” 愛情を「美徳」と誤解しているのかも。

共依存関係を続けていると、どんどんと自分を見失ってしまいます。

カラダはあるけど中身がからっぽの人間ができあがってしまう。

私はそんなふうになっていく自分が嫌でした。

共依存は崇高なものなんかじゃありません。

 

もし悩みを抱えているならこちらの本がおすすめ。きっとあなたの助けになります。

 

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