初級ロシア語のおすすめ辞書2選+α

『パスポート 初級露和辞典』 米重文樹編(白水社)

約7000語(重要単語は850語)を収録 ロシア語の辞書は英語や他言語に比べかなり少ないですが、そのなかでも初級学習者は本書を選択するのがベストです。

収録語数が少なめのため目的の単語にたどり着きやすく、辞書自体も軽いので持ち運びしやすいのが特徴。

 

そのほかぜひおすすめポイントとしては以下の通り。

◎文字自体が大きく、適宜イラストも載っており、堅苦しい「辞書」というより使いやすい「辞典」である
◎要所要所に文法の変化形、単語に関連した「ロシア語でどう言う?」や「ミニ百科(コラム)」も記載
◎重要単語や活用のポイントは赤で表記(二色刷りが見やすい)
◎辞書の機能だけでなく簡易的な文法書も兼ねており、まさに初級学習者を対象とした構成になっている
◎巻末の和露インデックス、各ページ数にロシア語が併記されているのが意外と役に立つ
 

  本書は辞書機能だけでなく文法にも触れてあるので、メインのテキストで出てきた単語を改めて引いてみることで、語だけでなく文法の理解もさらに深まります。

しばしば登場するミニ百科(コラムのようなもの)は読み物としても面白いので、パラパラとめくるだけでもこれが辞書であることを忘れてしまうほど。

 

しかしながら、発音記号はあってほしかったというのが唯一の難点(何度も言いますがカタカナには限界があります)。

 

学習を始めたての人には不要かもしれませんが、ある程度学習が進んで新しい単語、難しい活用などが増えてきたらそれが買い時です。

遅かれ早かれ初級学習者は持っておくべき1冊です。


 

『ロシア語辞典』 木村彰一他編(博友社)

 

  約53000語(内、変化形6000語を含む)を収録 重要、頻出単語には「**」「*」がついている 。

『パスポート 初級露和辞典』よりさらに踏み込んだ語彙がみっちり詰まっている辞書。

ロシア語を学習し始める人は『パスポート』で十分ですが、もっと広く深くロシア語を知りたくなるとそれだけではどうしても足りません。

『パスポート』だと知りたい単語が載ってないなと感じ始めたら、本書への切り替えをおすすめします。  

 
初級者から上級者までカバーできる語彙の範囲を網羅している
◎文字の大きさが適切。大きすぎず、小さすぎず。(大きいと情報量が減り、小さいと読みにくくてストレス)
◎例文が豊富なので応用しやすい
◎品詞の変化形からも引け、原型までたどり着ける(ただしロシア語の特性上、たどり着くまでに何段階かかかる  こともある)
◎後半に和露辞書もついており、意外とこれが役に立つ
◎巻末には文法のまとめページがある
そしてなにより、発音記号がちゃんとついている!(辞書はこうでないと!)
 
ロシア語学習者のために作られている、たいへん丁寧な構成。
なにかの専門家でも目指さない限り、この1冊があればこれ以上は何もいらないのではと思います。
なかなか高額なので、きちんと深く学習を進めていきたい人におすすめ。 ネットで中古を探してみてもいいと思います。

 


カシオ 電子辞書 EX-wordシリーズ

ロシア語の電子辞書を出しているのは、現状カシオだけのようです。

電子辞書を使う利点は、紙の辞書に比べて比較にならないほどの特徴があります。  

◎コンパクトで持ち運びしやすい。カバンの中にスペースを取らずに収納できる
◎小さな中に露和、和露、露英、文法が網羅されている
◎ボタン一つで知りたい単語にどんどんジャンプできるので、語句の意味を調べるスピードが紙辞書の比ではない!
◎重要単語にはネイティブ音声が入っている
◎タッチパネルにも対応なのでタッチペンで手書きのロシア語でも検索可能(キーボードをさまよわずに済む)

 

[EX-wordそのものの利点]
デフォルトで英和、和英、英英、大辞典、英語発音、英会話、TOEIC対策、百科事典、日本文学、海外文学(英語)、薬百科など、ものすごい数の学習情報、生活情報がおさめられています。
旅行会話として『ひとり歩きの○○語』シリーズが入っていて、その中にロシア語もあります。 海外旅行にEX-word一つ持っていくだけで、飛行機の中での読書や旅先でのコミュニケーションに大いに役立ちます。

 

残念な点はこちら。

  • 最新のロシア語モデルでも電池式(単三アルカリ電池2本)なこと
  • パカッと開けて起動するまでに少し時間がかかること
  • キーレスポンス(キーボードを押してから文字が反映されるまでの時間)が少し遅いこと(最新版ロシア語モデルではやや改善したようです)

 

バッテリーの持ちは最長で130時間とありますが、起動までが若干遅く感じるのでどうしても画面をつけっぱなしにしてしまいがち。

一回の電池交換で4~5カ月持つ印象ですが、画面をつけているあいだは電池をどんどん消耗していると思うと、ちょっと焦りがあります。

(日常生活で充電式の電子機器に慣れてしまっているせいでしょうか)

 

キーレスポンスの遅さは最新版で改善されているようですが、現行のEX-wordモデルではキーをしっかり押し込まないと反応しなかったり、液晶画面のソフトキーボードにタッチが早すぎてもそのアルファベットが反映されなかったりして、いくら検索してもヒットしない、なんてことも。

(特にロシア語は一単語が長いので、全部入力し終わった後に真ん中が抜けていたという悲劇がよくあります)  

 

EX-wordシリーズでロシア語を使うには大きく分けて二種類のパターンがあります。

  1. 通常のEX-word(英語などをメインとした一般モデル)に追加コンテンツとしてロシア語のmicroSDカードを購入する。
  2. EX-wordのロシア語モデルを購入する。

1.一般モデルでmicroSDカードでロシア語の追加コンテンツを利用する

この方法がおすすめなのは、すでに一般モデルのEX-wordを持っている方の方です。

microSDカードは対応するEX-wordシリーズに決まりがあるので、お手持ちのEX-wordが該当しているか確認が必要です。

現在販売されているロシア語コンテンツに対応しているのは以下の通り。

XD-G/Y/K/U/N/D/B/A

  最近の機種はXD-Zもあるので、追加ロシア語コンテンツに対応していない場合があります。 よく確認してください。

 

2.Ex-wordロシア語モデルを購入する

  ロシア語モデルという名前の通り、EX-word本体がロシア語のコンテンツで構成されています。

コンテンツ内容としてはmicroSDカードで追加したものと同じで、かつ一般モデルにデフォルトで入っている『ひとり歩きのロシア語』も同時収録。

なので、内容としては先述した一般モデル+microSDカードと全く同じです。

ロシア語6コンテンツのほかに、国語や英語など94ものコンテンツが収録されています

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