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共依存を抜けるには相手の責任まで背負いこまないこと

彼がなんだか困ってるみたい!何が原因なのかな?心配だな
大切なパートナーを気にかける、ここまではふつうの反応です。
相手の責任まで背負いこむとはどういうことかというと、この先があります。
私が何とかしなくちゃ!
と、彼の周囲に連絡しまくって最近の状況を聞き出し、もし人間関係で悩んでいそうならその仲介をお願いする、彼が嫌われているようならその誤解を解くために奔走する、なにかミスしたようなら事後処理に首をつっこむなど…
 
本来、一人の大人が責任をもって自分で解決すべきことを、まるで自分にも責任があるかのように代替わりしてなんでもやってしまうこと。
 
頼まれもしないのに、ただ「やらなければ!」という一種の強迫観念のような感じで、先回り先回りして問題を解決していってしまうんです。
私にも痛いほど経験があります。
助けなければ!という心理になるのには理由がありますが、いずれにしても答えはひとつ。

相手の責任は相手にある。失敗してもいいから、相手の判断を尊重するべき。ダメ人間製造機になるな。

 

責任の肩代わりは相手をダメにするだけ

共依存におちいっている人は自分と相手との境界がものすごーくあいまいです。
自分と相手が一体化したような感覚を持っているので、相手のネガティブな感情や責任をまるで自分のもののように受け取ってしまう。
あなた相手の代わりにその責任を取ろうとして奔走することで、なにを得たいか気づいてますか?
それは相手が「あなたなしで生きられないようにする」ことです。
なんでそんなことが欲しいのか?
あなたが彼(彼女)なしでは生きられない(と思っている)から。
常に先回りして傷つかないように、けがをしないように、失敗しないようにと問題を代わりに解決していくことで、あなたは相手から必要とされるようになるかもしれません。
 
「やったじゃん!!☆」
 
…とはならないんですね残念ながらね。都合よく利用されるだけかもしれないし。
 
こんなことを続けているといつしかあなたのパートナーは自分で解決力を持たず、責任を取ることもできず、社会の適応力もなくなっていきます
つまり社会的なダメ人間に仕立て上げるということ。
じつはあなたが相手に恨みを持っていて、復讐のためにそう仕組んだなら…まあ、それは成功でしょう。マンガや小説の世界でありそうな話です。
でも実際は違いますよね? 
愛情をもって接しているはず。
しかし相手のやるべき責任まで背負い込むというのは、相手を一人の人間として見ていない、あなたに都合のいいペットを飼っているのと同じです
 

大人には自分の責任は自分でとる能力がある

幼少期の子どもは大脳の発達も未熟で善悪の区別もつかず、自分だけで生き残る能力がないので、親に依存するしか生きていけません。
子どもの責任は親がとるのは当然です。
10代に入ると大人と同等ではなくとも、幼少期と比べて責任能力がぐんと増してきます。
その証拠に、罪を犯した子どもは14歳から逮捕されますよね。(逮捕後の流れは成人とは異なりますが)
 
では、あなたのパートナーは何歳でしょうか。
「いや彼は子どもっぽいから」とか「どうしてもだめなところがあるから」とか、何か理由を考えていませんか?
子どもっぽかろうが少し抜けていようが大人は大人。
失敗して痛い目を見ても、それは彼の責任です。
人間は失敗するから成長できる。あなたは彼の成長を妨げている。
自分で考え、働き、生き残る能力を邪魔しています。それはあなたの望んでいることなんだろうか?
人間らしく生きる権利はを奪うことはだれにもできません。
相手のためにやっているように見せてかけてすべては自己満足であることに気づくべきです。
 

自己満足で奔走しても、いつも満たされないのでは?

過保護、過干渉はアダルトチルドレンのケアテイカー型に多いといわれています。
強迫的に世話を焼くのは、かつてあなたが歪んだ家族内で傷ついた親やきょうだいの面倒を見てきたから。
世話をすることでしか自分の価値を見いだせず、必要とされなければ愛されないと思っているから。
 
しかし何かにとりつかれたように他人の責任まで背負いこんでも、結局あなたが思っているほどの反応は得られないことが多いはずです。
先回りして全力でサポートしても、満たされるほどの見返りはないのでは?
自己満足のなかで生きていてお互い幸せならいいが、いつか彼からけむたがられて別れるといわれたらどうなるか。
きっとあなたはつねにその恐怖におびえていることでしょう。
 
経験者なので断言できますが、あなたが満たされる見返りは何年たっても決してありません
 

相手の問題とあなた自身に境界線を引く認識を始めよう

そのうち心身ともに疲弊して、悲鳴を上げ始めます。
もしその悲鳴に気づいているなら、何かしてあげたい(しなくては!という)気持ちがわき起こっても、いったんグッとこらえましょう。
そして自分に問いかけるんです。
「それはだれの問題?」
相手が言葉巧みにあなたにも責任転嫁しようとしてきたら、基本的には拒否すべきですがきっとすぐには無理だろうから、
「この人は今、自分の問題をこちらにも共有させようとしている」
「私は今、この人の問題を取り込もうとしている」
という事実を、まず認識してください。
境界線の認識を始めることで、しだいに相手への過干渉がなくなっていきます。
 
大切なパートナーのことを気に掛けるのは大事なこと。
でもあなた自身にだってやらなきゃいけないことややりたいことがあるはずです。
自分を大切にできない人は他人を大切になんてできません。
まずはあなたのその、擦り切れてボロボロになってしまった心をいたわることから始めてください。
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