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外国人と付き合う前の準備「自分の意見はハッキリ言うこと」 

私の相方はロシア人で、来日してかれこれ3年になります。

彼は日本のアニメや自然が大好きで、意気揚々と日本の大学に留学生として入ってきたのですが…

日本人特有の「言葉ではっきり言わない文化」になじめず、日本人の友達と疎遠になってしまったことがありました。

以来、

 
C君
『日本人は何考えてるかわかんない。YESがYESじゃなくて、NOがNOじゃないんだから!』

と、すっかり日本人不信に。

 

 
すいませんねえ

だってそういう文化だからしょうがないじゃないか。

相手の立場に立って、相手が不快にならないように、相手を察しながら物事を言うことが決して悪いわけじゃない。

まあ、私も過剰に「察してほしい」態度をぷんぷん出してはっきり言わないのはイラッと来ますが。

 

本記事では外国人(おもに欧米系)と付き合う前の心構えとして、「はっきりストレートに物事を言うくせをつける」準備を呼びかけています。

 

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高コンテクスト、低コンテクスト文化の二種類がある

世間には高コンテクスト(文脈)文化と低コンテクスト(文脈)文化の二通りがあります。

 

高コンテクスト(文脈)文化というのは、

実際に言葉として表現された内容よりも言葉にされていないのに相手に理解される(理解したと思われる)内容のほうが豊かな伝達方式であり、その最極端な言語として日本語を挙げている。

Wikipedia

簡単にいうと、「言外の意味を察する文化」です。

たとえば、エアコンがききすぎている部屋で、

「う~、ちょっと寒いな」

といったら、『エアコンの温度上げてほしいな』という意味が含まれていますよね。よっぽどひねくれものじゃない限りそうとらえるのが自然。

同じ部屋にいてリモコンの近くにいる日本人なら、

「あ、ちょっと温度上げようか?」

と察してくれるはずです。

 

ところがこれが外国人だと、

「寒いの?(どうしたの?)」

となります。

もちろんこれは極端な例で、前後の話の流れや寒がっている人がふだんから冷え性であることを知っていたら、またちがうかもしれません。

 

もうひとつ、低コンテクスト(文脈)文化とは、

言葉に表現された内容のみが情報としての意味を持ち、言葉にしていない内容は伝わらないとされる。最極端な言語としてはドイツ語を挙げている。

Wikipedia

簡単にいうと、「相手には言葉通りの意味しか伝わらない。言葉のコミュニケーションを重視する」ということ。

先ほどの例で言えば、寒くてエアコンの温度を上げてほしいなら、

「寒いから温度上げてくれる?」

といえばいいだけの話です。

 

外国人に「本音と建て前」は禁忌(誤解を招くおそれあり)

相方のロシア人は来日当初、日本人の学生グループにアプローチして、

「もっと話してもいいですか?」

と聞いたところOKの返事をもらえたので、その後何回かグループに入っておしゃべりしていた。

しかしあとになってグループの男の子から「もう話すのやめたい」といわれたようです。

 

『最初にいいよっていわれたから信じてたのに…悪いところがあるなら教えてほしかった』

 

と、いまだに傷ついているみたいです。

日本人側の意見を聞いていないので真相は不明ですが、少なくとも彼は「日本の文化を知らなかった」と回想しています。

 

相手を傷つけまいとする「やんわりとしたお断り」や、相手を持ち上げようとする「建て前」が時として相手を傷つけることがあるんですね。

このほかにも彼は、はっきり「NO」といわれなかったことを「YES」だと思って接していたら、じつは「NO」だったことを関係が破綻してから気づいたことが何度もあるらしい。

 

言いたいことはっきり言えばあなたもストレスフリーに

言語に依存しない高コンテクスト文化はアジア系に多く、言語に依存する低コンテクスト文化は欧米に多い。

ちなみにロシアは東西にひろーいので、アジア系のロシア人がどうなのかはわかりませんが、少なくともヨーロッパ寄りのロシア人はガッツリ低コンテクスト文化です。

外国人とお付き合いをするにあたって、相手のコンテクスト文化がどちらなのか、これはコミュニケーションにあたりかなり重要です。

もちろん相手の日本在住歴が長ければ、だいぶ日本人に近い感性は持っていると思われますが、数年しかいない場合は自国の文化の影響がかなり強い。

「ここは日本なんだから日本人に合わせろ!」

なんてのはNG。もしそう思うなら、在住歴が長かったり日本の企業で働いているような「日本人化」した外国の人を選んだほうがいい。

もしそうじゃないのなら、

あなたのその考えは嫌い」

「私は今、これをやりたくない」

など、あなた自身が思っていることをはっきりと伝えてあげましょう。

 

 
逆にふだん日本人にはいいづらいことがいえるのでストレスフリーです!

 

まとめ:欧米系外国人にははっきり言うべし。ただし日本人にはやめとこう

いかがでしたか。

はっきりいうと相手を傷つける文化もあれば、はっきり言わないことで相手を傷つけることもあるんですね。

私たち日本人がその最極端にいるらしいので、こればっかりは仕方がないこと。

だれと付き合うにもいえることですが、相手を尊重すること、相手と適切なコミュニケーションをとろうとすることは、良好な関係を築くうえでとても大切です。

「察しの文化」は一朝一夕で理解できるものじゃないので、低コンテクスト文化である欧米系の外国人に「日本人に合わせてもらう」のはかなり厳しいと思われます。

逆に、日本人が外国人に「言葉ではっきり言う」ことはすこし訓練すればすぐにできるようになるでしょう。

価値観のすり合わせって大事ですね。

 

一つ注意としては、プライベートな感覚をいつもの日本人の関係に持ち込んでしまうと、関係が悪くなってしまうおそれも。

 

 
日本人用と外国人用で切り替えられるようにスキルを磨きましょう!
 
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