大好きだった外国人の彼から別れを告げられてしまった経験はありますか?
まだ仲良しのつもりだけど、最近彼のようすが以前よりそっけなくなった気がしますか?
今まさに別れ話を切り出されて嘆き苦しんではいませんか?
私は仲良しだった外国人彼から『終わりにしましょう』と告げられたことがあります。
にわかには信じられず大変なショックで、自分でもなにをしゃべっているのかよくわからない状態でした。
このとき、激しく動揺しながらも自分ではなかなか正しい対処ができたと今でも思っています。
それがこちら。
【外国人彼氏と別れるときの正しい対応】
- 責めない
- すがらない
- 思いやる
この3つを実行することで、彼との思い出を全部なかったことにすることもなく、憎むこともなく、彼の新しい出発を応援することができました。
さらに、「彼がいなくても大丈夫だ」と思えるようになったころ、先方から復縁の申し出があったのです。
⇒関連記事:外国人彼氏との復縁のチャンスはあなたが自立できたときに訪れる
別れるときにあなたがどんな対応をしたかによって、今後のあなたの人生が変わるかもしれません。
※なお、本記事は別れの原因が「どちらかの不誠実な行動(借金や風俗通いなど)ではない」ことが前提になっています。
外国人彼氏と別れ話になったときの正しい対処法
私は別れを告げられたとき、一瞬時間が止まったようになりました。
「これは夢か? 現実か?」
と頭のなかが混乱し、彼の『終わりにしましょう』という言葉が頭のなかで何度もリフレインしていました。
私の自宅で言われたので、呆然としながら別室に行き、頭を抱えてしばらく動けなかった。
彼が別れを選択した理由はいくつかあったのですが、それがどんな理由であれ、彼の決断を覆すことなどできません。
一朝一夕の気まぐれな勢いで言ったわけではないとわかっていたから。
私がとった行動は以下のようなものでした。
彼を責めない
「来年も一緒に桜を見るって言ったじゃないか、うそつき!」
「昨日まで一緒にご飯を食べてたはずなのに、自分だけ別れること考えててひどい!」
「私が年上のアジア人だから別れるのか、この差別主義者!」
…などと、今思い出しても罵声はいくらでも浮かんできますが、このとき私は彼を責めませんでした。
だって、責めてもしょうがないから。
責めて、糾弾して、罵ったところで彼の決断を変えることはできないからです。
彼は私に謝りました。
彼はロシア人ですが、ロシア人ってほんと、ふだんから謝らないんです。
真剣なときだけしか謝らない。だからこの瞬間も、彼は本気だったんですね。
そして私は彼を責めないどころか、彼と一緒に食べようと有名パティシエのお店で買ったチョコレートケーキを、去り際の彼に手渡しました。
これが彼と会う最後になると思っていたので、ヒステリックに泣き狂う私より、涙でひどい顔をしていても優しい私を彼の記憶に残したかったんです。
でも、私は決して「良い人」ではありません。
彼と別れたあと、次第に悲しみから立ち直っていくと独り言で「あ~マジで腹立つ!!」と罵声が出ていました(笑)
悲しみが怒りに変わると、ずいぶんと楽になれるものですね!
彼にすがらない
こちらの記事でも書いたのですが、ロシア人彼氏は私よりもかなり年下なので、『若い女の子で好きな人ができた』と別れ話になる可能性はつねに想定していました。
悲しいけど、こればっかりはしょうがない。
若さには勝てないし、やっぱりアジア人より欧米人がいい、と言い出したらもうお手上げ。
なので、彼が別れを切り出したら「絶対にすがらない」と付き合い始めたときから決めてました。
そりゃそうだ、私は彼よりも10年長く生きてきて、国は違えど彼よりも社会人経験を積んでるんですから。
そんないいトシしたオトナが、
「別れるなんて言わないで~!戻ってきてぇ!!」
と泣いてすがりつくことほど、みっともなくてみじめなことはありません。
じつは私はそんなみじめさの経験者。
恋愛依存だったころに、別れ話を持ちかけられた元カレに文字通り泣いてすがりついた経験があります。
それも真昼間の路上で。(黒歴史…)
アダルトチルドレンを克服できてから、自己肯定感が高まったおかげで自分のなかに一本芯が通ったようになりました。
なのでロシア人彼と実際に別れ話になったときは、
(あああ…恐れていたことが)
と頭を抱えつつ、かねてより決めていたように、
引きとめない、すがらないをモットーに、なんとか彼を送り出しました。
彼を思いやる
責めず、すがらず、の次は彼への感謝と思いやりです。
彼は私の家のスペアキーを持っていたので、後日自分の荷物を回収しに来るようメールしました。
私が仕事でいない間に荷物を取りに来て、スペアキーはポストに入れておくようにと。
私は彼がスムーズに荷物を回収して帰れるよう、彼の荷物をまとめておき、そこに一枚置き手紙をしました。
そこには今までの感謝の気持ちと、これからの幸せを願う言葉を書きました。
私が仕事から帰宅するとポストにキーが入っており、部屋に彼の荷物はなく、テーブルには彼からのメッセージが。
そこには彼からの感謝と私の幸せを願う言葉がありました。
修羅場にもならず、お互い思いやりながらのいい別れ方だったんだと思います。
私が今まで付き合ってきた相手は、次第に連絡が取れなくなるフェードアウト型と先ほどの恋愛依存型とで、なかなかけじめある別れ方をしたことがありませんでした。
ロシア人彼との別れ方は、傷ついたし苦しかったけど、いい経験だったんです。
もうひとつ、別れ話ってされる方よりする方がつらい、と聞きますが、ほんとにその通りです。
彼が別れた後も私に見せた優しさは、彼が私と同じかそれ以上に苦しんでいるんじゃないかと思われました。
だって、好きな人から傷つけられるのと、好きな人を傷つけるのってどっちがつらいと思いますか?
私は後者だと思うんです。
私が思ったことは、「私が彼を傷つける側じゃなくてよかった」ということでした。
相手の幸せを願えれば、あなた自身が幸せになれる
私たちの別れの理由は、彼が将来の見通しが立たないのと、私の年齢が高いので結婚や出産を考えた場合、自分と別れたほうがいいと考えたためです。
でも、もし彼の浮気、というか「別に好きな子ができた」が理由でも、私は「責めない、すがらない、思いやる」を実行できたでしょう。
彼が別の女性を好きになってしまっても、彼の幸せを応援できることが本当の愛情だと思うからです。
あなたは彼を愛していますよね?
誰かを愛するって、相手を自分の思い通りに支配しようとすることじゃなく、相手の気持ちや意見を尊重できることだと考えています。
執着心を捨てて、パッと手放すイメージ。
私は以前失敗した依存的な恋愛から、この執着心を捨てる愛し方を学びました。
なので、もし別れ話になったとして、その理由が彼の一方的なものだったとしても、「別れたい」という彼の意思を尊重して、パッと手放してあげましょう。
本当に悲しいのは、進行形で愛し合っているのに病気や事故で相手を亡くすことです。
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大好きだった彼とは別れても、彼は生きています。
そのことに感謝できたら、あなたはもう一歩前にすすめていますよ。