この前の夜、自分でも驚くくらい食べすぎちゃったよ
なのに翌朝体重が減ってて…どうして??
食べすぎたのに体重が増えないって、私は永遠に太れないの?
食べすぎの定義もよるけど、毎日食べすぎてればそりゃ太るよね
どんなに痩せててもね
ただし、平時でも夜と朝とでは水分量の違いから体重は減るし、それに自分で思ってるほど食べ過ぎてない可能性もある
食べた内容をちょっと振り返ってみましょ
「食べ過ぎたのに痩せた」4つの理由:
- 水分が減っているだけ
- 体脂肪がつくのは数日から2週間後
- 実は過ぎるほど食べていなかった可能性
- 基礎代謝が高いのでちょっとくらいの食べ過ぎじゃ太らない
「食べ過ぎたのに痩せた」理由① 減っているのは水分
「食べ過ぎたのに痩せた」?
食べ過ぎた分、トイレに行く回数って増えませんか?
腎臓や肝臓がきちんと働いていれば、食べた食材はろ過され、体外に排出されます。
水やお茶をたくさん飲んでいなくても、食事には水分がたくさん含まれているので、食べた分が多いほどトイレに行きたくなるはず。
だからポテチや乾物の食べ過ぎでは、さほどトイレに行きたくならないよね
(塩気のせいで水をたくさん飲めば別だけど)
さらに、眠っている間にも汗で水分がどんどん失われていること、知ってましたか?
平均で500ml、多ければ1lは減っているんです。
私はよく夜に食べすぎると、寝ている間にも何回かトイレに起きます(;’∀’)
起床時にいつものようにトイレに行った後、仕事に出る前にももう一度行きたくなるくらい。
寝ている間の汗と、過剰な水分の排出によって、ちょっと食べすぎたくらいじゃ痩せる(体重が減る)のは不思議でもなんでもないわけですね。
「食べ過ぎたのに痩せた」理由② 体脂肪がつくには数日から2週間はかかる
一般的に「太る」とか「痩せる」とか、なにを基準にいっているかというと「体重のこと」なんですね。
じゃあ体重ってなにを指しているかというと、骨、内臓、筋肉、脂肪、水分などの総量なわけです。
先ほどもいったように、この中で水分量は1l(1㎏)くらいは平気で増減します。
だから「食べ過ぎたのに痩せた」なんてことになる。
じゃあ、他の要素「体脂肪」はどのくらいで増えるのかという話です。
じつは体脂肪は二週間前の食事内容や運動量によって増えていくのでした!Σ(゚Д゚)
だから食べ過ぎた翌日に痩せていようがいまいが、関係ないんですよ。
食べ過ぎたあとの48時間以内に食べ過ぎた分のカロリーを燃焼させなければ、体脂肪となって二週間後にコンニチワとなる。
もし本当に摂取カロリーが異常に多いようなら、たしかに翌日の有酸素運動は効果的です。
(もちろんガリガリ女子は有酸素運動のやり過ぎに注意)
さてここで質問。
「食べ過ぎ」かどうか、ちゃんとカロリー計算しましたか?
「食べ過ぎたのに痩せた」理由③ じつはそんなに食べすぎてはいない
「食べ過ぎたのに痩せちゃったんだよね…」
という人。
これってガリガリ体型の人に多いんですが、そんなあなたに聞きたい。
本当に「食べ過ぎ」てます??
野菜や低カロリーのものを食べ過ぎても太らないし、水分量が多いものを食べ過ぎても太りません。
じつは主観的な満腹感だけで「食べ過ぎ」と感じているだけで、摂取カロリーが必要量を下回っている、というのが私の答えです。
そもそも論として、なにをもって「食べ過ぎ」を定義するかがポイント。
感覚的な満腹感?
それもと、カロリー計算をして出した数字?
感覚的な満腹感は少食の人ほど感じやすいもの。
となっても、一般的に見たら「大したことないじゃん」といわれてしまうこともあるでしょう。
一方、カロリー計算をしてカロリー管理を超えた食べ過ぎはどうか。
計算で出した一日に必要な摂取カロリーをオーバーしたら、それが真の「食べ過ぎ」です。
でも、ガリガリさんはなかなか必要な摂取カロリーをオーバーしちゃうことないんですよね…
私の経験ですが、必要カロリーをアプリで管理していても、到達しないことが多い!
私は特別少食ということもなく、むしろ人並みには食べています。
自分では食べ過ぎたと感じていても、計算してみると摂取カロリーが必要量に達していないもの…
大切なのは「現状を知ること」
アプリなどでカロリー管理をしよう!
満腹感があっても、決して食べ過ぎているわけじゃない、だから「食べ過ぎた」のに「体重が戻ってしまって太れない」のは焦らなくても大丈夫ですよ。
どうやったら満腹感を感じにくく、良質なカロリーをとっていけるのかを考えましょう。
たとえば玄米やナッツ類は質の高い炭水化物や脂質でできています。
間食で少量高カロリーのものを組み合わせながら摂取していけるといいですね。
▶関連記事:キレイに太るために食べ時を考えるべき間食
「食べ過ぎたのに痩せた」理由④ 基礎代謝量が高い
ガリガリさんに多いんですが、基礎代謝量の高さもひとつの原因として考えられます。
基礎代謝とは生きているだけで消費するカロリーのこと。
当然、寝ている間、意識がなくてもエネルギーとして使われているカロリーです。
私は30代ですが、体組成計で測ると基礎代謝量が高く、体内年齢は20代半ばで出ます(笑)
(地味にうれしい)
先述のように食べ過ぎの定義にもよりますが、ある程度食べ過ぎても寝ている間の基礎代謝が高ければ、どんどんカロリー消費されてしまって体重が減ってしまう可能性は否定できません。
問題はただの食べ過ぎではなく、「栄養価の偏った食べ過ぎ」なんです。
痩せの食べ過ぎは大した問題じゃない。問題は栄養価の偏り
食べ過ぎといってもガリガリさんにとっては摂取カロリーのオーバーではなく、満腹感が強いことで「食べ過ぎた」と感じることがあるといいました。
痩せすぎ女子にとって食べ過ぎることは大して問題ではありません。
(実際、そんなに食べ過ぎてないことの方が多いから)
問題は偏った食べ過ぎです。
タンパク質・脂質・炭水化物のバランスがなるべく崩れないようにして食べ過ぎることってあんまりないですよね。
「プロテイン(タンパク質)をとり過ぎちゃった~!」
ってことはあんまりなくて、
「ついケーキやスナック菓子を食べ過ぎちゃった…」
ってことの方が多いはず。
炭水化物や脂質に偏った食べ過ぎをくり返していると、消費しきれなくなった糖が脂肪に変わり、血中やお腹周りにどんどんついてきます。
あ。
(お腹を見る)
摂取カロリーが一日の必要量に達していなくても、栄養素としての炭水化物や脂質のとり過ぎは、あなたをもれなく「スキニーファット(痩せ肥満)」へ導いてくれちゃいますよ!
スキニーファットの特徴:
- あばらは浮いているのにお腹周りだけぽっこりたるんでいる。
- ガリガリなのに体脂肪率がやたら高い。
- 血中の中性脂肪が高い。
- そして、極端に筋肉量が少ない。
多少の食べ過ぎなど気にする必要のないガリ女さんでも、日常的な炭水化物や脂質のとり過ぎには絶対に気をつけてください!!
また、本当にカロリーオーバーで1日食べ過ぎてしまった場合でも、翌日の食事量を減らすことはしないほうがいいです。
以下の本にも書いてあるんですが、カロリー計算は日々リセットして毎朝ゼロからスタートするべきですね。
普段からちゃんとカロリーコントロールできていれば、1日くらいのカロリーオーバーは大したことないもの。
さらに、あなたのような痩せすぎさんは
ちょっとでも食事を抜いたり摂取カロリーが減ったりすると、またたく間に体重が減ってしまう
ので、翌日からも必要カロリーをしっかりとり、適度な運動を続けてください。
これが、「食べ過ぎたのに痩せた(;’∀’)」とあせることなく健康的に太るための近道です。
まとめ
根本的なことですが、摂取カロリー>消費カロリーが成立していれば、「食べているのに痩せる」なんてことはありえません。
食べ過ぎたのになぜか痩せちゃった人というのは、主観で満腹感を感じているだけの場合が多いように感じます。
あとは必ずトイレの回数も増えているはずなので、「食べ過ぎた分、出ている」ことも十分あるでしょうからね。
いずれにしても体脂肪として体重が増えるのは2週間を要するので、「食べ過ぎた」翌朝もしくは数日間の体重が減っていようと、心配するには及びません。
体重が増えないのには理由があるからです。
体重を増やすには高カロリー、高タンパク食を心がけ、筋トレをして筋肉量の底上げをしましょう。
なんにしても「過ぎ」て良いことはありませんからね。食べ過ぎも、食べなさすぎも。
最後までお読みいただきありがとうございました(^▽^)/