ワーキングホリデー(以下ワーホリ)には年齢制限があります。
20代で安定性や堅実性を選んでしまい、ワーホリを選択しなかった現在30代は、どんなに望んでももう応募することはできません。
どうしてあのときワーホリを選ばなかったんだろう?
ずっと海外にあこがれていたのに、なんで無難な方を選んでしまったんだろう?
あのときワーホリに行ってたら、どんな人生になってたんだろう?
ワーホリに行かなった後悔をいだき続けていた私は、現状に不満があるわけではありませんでした。
しかし、「ワーホリを選んでいたら手に入っていたはずの未来」をずっと考え続けていました。
ワーホリを選ばなかったあの年から10年経った2019年春。
社会人の私費留学をしようと思い立ったのです。
準備期間は1年。
退職し、家財一式手放し、アイルランドに社会人留学をしました。
この記事は、
ワーホリに行かなかった後悔で何年も後ろ髪を引かれ続けている人に、強く社会人留学をすすめる内容
となっています。
「あのときワーホリに行ってたらどんな人生になっていたか?」
そんなことはだれにもわかりません。
でも、もしあなたが
- ワーホリのようすをSNSに上げている人
- 海外で活躍している人のプロフィールにワーホリの文字がある
のを見て、心のひっかき傷がうずく思いをしているなら…
ぜひ社会人留学してみてください!
本記事を最後まで読めば、社会人留学をあなたにおすすめする理由がわかります!
なお、今回の留学には手数料が一切無料、格安エージェントのスマ留 を利用しました。
▶関連記事:【スマ留で社会人留学】メリット・デメリットを利用者が解説
30代からの社会人留学はこんな人におすすめ
- 仕事も順調でキャリアに不満もないけど、何か物足りない人
- あこがれの人たちがみんなワーホリ経験者でせつない人
- ワーホリか資格かで迷って、ワーホリを選ばなかった人
- 漠然とした海外へのあこがれを抱きつつ、堅実な道を歩んできた人
- 日本でやりたいことはとりあえずやった人
- 自分のために時間とお金を使って何が悪い?と思ってる人
- 留学したかったけどあきらめて家族に尽くしている人
- ワーホリ行ってなくても海外で成功したい人
- 人間いつ死ぬかわかんないし、やれるうちにやりたい人
あなたはいくつ当てはまっていますか?
ひとつでも当てはまっているなら、社会人留学してみませんか。
ちなみに私は全部です。
このような方々は、30代、いやいくつになっても社会人留学をしていいと思うんです。
「全部該当してるけど、忙しくて今はムリ!」?
それならそれで大丈夫。いつかあなたのタイミングで行けばいいのです。
そんないつの日かのために、本記事をお役立てください。
30代社会人留学の敵
20代と違い、30代に入ってからの社会人留学には敵が3ついるのです。
- 周囲からの反応
- プライド
- 離職のリスク
周囲からの反応
最初の敵は、「え?いまから(その歳で)?」という家族や同僚からの反応。
私も職場で伝えたとき、一瞬場が固まったのを察しました。
けれど、この反応は想定内のこと。
こちらだって驚かせて楽しんでいるわけではありません。
本気です。
本気の本心を伝えること。大事なのはこれだけで、周りがどんな反応をしようと関係ありません。
プライド
もう一つの敵、その名もプライドです。
30代ともなれば頼れる中堅として、いっぱしの肩書を持つ人も少なくはないでしょう。
数々のプロジェクトを成功に導いてきたあなたの誇りはいったん捨てること。
失敗するのが恥ずかしかったり、「こうやらなければ」と自分の考えに固執することは、社会人留学に不要です。
離職のリスク
最後の敵は離職のリスク。
30代でいったん離職すると、復職のリスクがついて回ります。
- 仕事は退職するのか?
- 休職するのか?
- 留学終了後どんな収入源を確保するのか?
留学前の準備期間中にしっかり考えておきましょう。
ワーホリと社会人留学の違い
社会人留学がワーホリと大きく違うのは以下のようなことです。
- 年齢制限がない
- 就労許可は限られた国のみ
- どの国でも行ける
①年齢制限がない
年齢制限がないので、何歳になっても社会人留学はできます。
子育てが一段落したアラフィフ世代やシニア世代でも、望めば留学できる!
だれにでもチャンスがあるということですね。
②就労許可は限られた国/条件下でのみ
社会人留学では、原則としてアルバイトはできません。
ただし一定の条件の下、
- アメリカ(大学内でのみ)
- オーストラリア
- ニュージーランド
- イギリス
- アイルランド
でアルバイトができます。
ワーホリが全面的に働くことを許可された制度であることを考えると、語学留学生はかなり制限されてしまいますね。
③どの国でも行ける
ワーホリと違ってどの国のどの言語でも自由に選択できるのは社会人留学の良いところ。
エージェントを通さないのであれば、自分で現地の語学学校に申し込む必要があります。なかなかのハードル。
もしエージェントを通すとなれば、提携している国から選ぶことになるため自由度は若干下がります。
社会人は長期留学と短期留学どちらがいい?
長期留学はおおむね3カ月以上、短期留学は2週間~1カ月ほどをさします。
30代の社会人は長期と短期のどちらを選ぶべきでしょうか。
私の分け方としては以下の通り。
- ワーホリに近い体験がしたければ長期留学
- 有給休暇の消化で完結したければ短期留学
長期留学
現地の生活を知り、友だちを作り、語学力に磨きをかける。よりワーホリに近いのは長期留学です。
ワーホリと違い、多くの国で語学留学生の就労(アルバイト)は許可されていません。
国によっては、学生ビザのみで就労許可がおりるところもあります。
(たとえば私が行ったアイルランドも)
ワーホリと似た体験がしたければ、国と条件を確認し、長期留学をおすすめします。
短期留学
最短2週間程度からできる短期留学は離職のリスクを負わず、留学経験ができるので大変お得な選択です。
(もちろん職場の理解あってこそですが)
短期留学は期間が短いので語学力はさほど上がりません。
しかし旅行よりは長く現地に滞在し、文化の違いを肌で感じる貴重な経験ができます。
有給休暇で完結できる期間でもあるので、生活基盤を日本に残している社会人にとって短期留学は十分アリな選択ですね。
社会人留学ではエージェントを使うべきか
初めての留学ならエージェントを使ったほうがいいです。
語学学校や滞在先の手配、学生ビザ取得の情報収集など、エージェントの手を借りるのはマイナスにはなりません。
そもそもエージェントなしで
- 語学学校探して
- 入学の手続きして
- 学生ビザの手配できる人
こういう人は、もともと英語に自信のある人か留学経験のある人ですよね。
逆に言えば、一度でも留学経験あるならエージェントなしでも行けると思います。
私が利用した格安エージェントのスマ留は自分で手配するものがほとんどでしたが、サポート体制が整っていたので安心して利用できました。
▶関連記事:スマ留で行く【社会人留学費用の目安】出発前に確定する金額をすべて公開
エージェントを使わなければ自由度が上がる
エージェントを通さなければ、(つまり自力で社会人留学すれば)自由度が上がります。
私が個人的におもしろいなと思ったのは、英語圏でなくても英語の留学はできるということ。
たとえば、
「英語勉強したいけど英語圏じゃないところに留学したいな」
などと考えるとします。
で、自分で調べてみて、
「あ、ポーランドでも英語学べるんだ!なんか面白そう!」
と、独自のプランも作れるんですよね。
初回の留学はエージェントを使い、2回目からはエージェントなしでもプランニングするのも楽しそうですね。
30代で社会人留学する心がまえ
社会人留学に崇高な目的はいらない
30代の社会人留学の目的なんてなんでもいいんです。
自分の心に正直になればいいだけ。
海外に移住してみたかったのが、私の留学の目的の一つ。
- アイルランド留学
- そのままヨーロッパ周遊
- 就労ビザのとりやすい国で起業
- 移住
と考えていたので、ネットビジネスや現地の起業家のブログなど読みあさっていました。
もともと貯金が得意だったこともあり、海外で2~3年は収入がなくても生活できるくらい、しっかり貯め込んでました。
留学の目的なんて、
「ただ行ってみたかったから」
「職場の人間関係に疲れたから」
でもぜんっぜんかまわない。
失敗しても、やらずに後悔するよりずっとマシです。
自分の心に負けない
社会人留学では自分の心に負けてはいけません。
周囲の人はあなたを心配して、
「いまさら留学しても結局語学が身につかないかもよ?」
「帰国後の職探しがものすごく大変だったら?」
など、不安をあおってきます。
それはその通り。
単純な現実を見たら、あなたの選択がリスクのあるものには違いないでしょう。
もちろん帰国後の収入源はちゃんと考えたほうがいいし、できるだけ貯金はしておいて損はありません。
でも時間は巻き戻せない。
いつかあなたが臨終を迎えるとき、
ああ、どうしてリスクがあってもやりたいことをやらなかったんだろう…
と後悔をしないように。
留学すると決めたなら、不安と闘って勝たなければいけないのです。
頭をやわらかくする
社会的地位をかなぐり捨てて留学すると決めたなら、10代のころに戻ったかのように頭をやわらかくしましょう。
- 失敗する自分
- 恥をかく自分
- 無力な自分
そんな自分を受け入れることで、頭のなかがどんどんやわらかくなり、インプット量がめちゃくちゃ増えます。
社会人留学は語学力の向上だけではなく、
- 視野を広げ、
- 新しい人間関係を築き、
- 新鮮な経験を与えてくれる。
そんな機会なのです。
まとめ
私はワーホリに行かなかったことを長年ずっと後悔してきました。
理由なんてなんでもいいです。
いつ死ぬかわからない人生。
やらずに後悔することをひとつでも減らしたい。
私はそう考えています。
ワーホリのチャンスは逃してしまいましたが、まだまだあなたがやれることはあります。
一度人生を振り返ってみて、社会人留学をしてみませんか?
本記事が少しでもあなたの背中を押せたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!