40代に入ると、だれでも老眼を自覚し始めます。
遠くと近くのピントの切り替えが遅くなる、パソコン作業で眼精疲労がひどい、夕方になると近くの物がかすんで見づらい…
以上は老眼の初期症状かもしれません。
そこで始めたいのが老眼鏡です。(いよいよデビューですね(;’∀’))
と言っても、今までメガネをかけたことのない人にとっては、「そもそも老眼鏡にいくら出すべきなの?」と相場すらわからない状況のはず…
そこでこの記事では、初めて買った老眼鏡にいくら使ったのかアンケートを実施し、その傾向を分析しました。
併せて、老眼鏡の値段の差による違いも解説しています。
初めての老眼鏡選びの参考になさってくださいね。
ヤナ【プロフィール】
眼鏡屋出身の視能訓練士/ライター
目の勉強を続けて16年
斜視検査が好き
メガネが好き(所持数9本)
初めての老眼鏡の値段は1000円~3000円が最も多い


40代以上20名の方にアンケートを実施し、初めての老眼鏡を買ったとき、どこで、いくらのものを選んだか調査しました。
その結果が次の通りです。
初めての老眼鏡はいくらだった?
- 100円(百均ショップ)6名
- 1000円~3000円(既製品)7名
- 5000円~1万円未満(処方箋/眼鏡店で作製)4名
- 1万円以上(処方箋/眼鏡店で作製)3名
※クラウドソーシングサービスにて20名にアンケート実施
100円~3000円で買える既製品の安い老眼鏡を選択した人が13名と過半数を超えていることがわかりました。
5000円以上払い、きちんと測って作製している人は7名でした。



初めての老眼鏡にはそんなにお金をかけなくていい、と考えている人が多いことがわかりますね
単純な平均値を出すことは難しいのですが、少なくとも中央値(最も多い値)は1000円~3000円の価格帯です。
この価格帯では測って作る老眼鏡はまず買えません。つまり、雑貨店やネット通販で安い老眼鏡を購入していることになります。
100円の老眼鏡と3000円の老眼鏡の違いは、デザイン性や材質の違いです。
3000円くらいの老眼鏡になると、フレームが(ちょっと)オシャレになり、選ぶ楽しみが生まれます。
経済的にもそれほどダメージはないため、ほどよく満足感があり、納得のいく価格帯なのでしょう。
一方で少数派ですが、初めての老眼鏡に1万円以上かけてしっかり作製した人もいました。
「値段の違いは何なの?」
という疑問を解決するために、安い老眼鏡と高い老眼鏡の違いを説明していきます。
安い老眼鏡と作る老眼鏡の値段の違いは?


安い老眼鏡は「誰にでも」「そこそこ」合うように作られた既製品です。
安い老眼鏡の特徴
- 左右の度数が同じ
- 乱視矯正はできない
- 決められた一定の度数しかない
- フレーム・レンズの質は最低限
安い老眼鏡は左右のレンズ度数は同じで、乱視矯正もありません。
だいたい+1.00D~+3.50Dの間で販売されており、度数の間隔は0.5Dきざみなので、「ざっくり合わせるだけ」の度数選択となります。
きちんと測って作るなら製作範囲の限界まで度数の上限はなく、度数の間隔は0.25Dきざみであるため、より細かくニーズに合った老眼鏡を作れます。



「D」とはdioptre(ディオプトリ)/diopter(ディオプター)と言い、レンズの度数の単位です。「+1.00D」などと記載されていますよ
レンズやフレームの質は、「最低限メガネとして機能するレベル」と私は認識しています。
特にレンズのクオリティはそれほどいいとは言えません。
レンズの中心の高さが左右でずれている、レンズのコーティングが弱い、レンズのゆがみが見られるなど、その差は一目でわかるほどです。
値段の安い老眼鏡でOKな人


安い老眼鏡がダメということはありません。
使っていて不自由もストレスもなければ、100円だろうと安い老眼鏡で十分だと私は考えています。
安い老眼鏡でOKな人
- 短時間、ちょっと使うだけ
- 予備に置いておきたい
- 老眼鏡は安いもので十分と思っている
- デザインにこだわらない
- 家のあちこちに置いておきたい
- 老眼鏡を使おうか迷っている
安い老眼鏡は、「そこそこ見えていれば十分満足」な人に向いています。
バッグに入れておいて書き物をするときだけ使う、細かい文字を見るときだけ使うなど、短時間の用途で済むケースですね。
失くしやすい人にも予備におすすめ。
メガネをかける習慣がなかった人は、外した老眼鏡をしょっちゅう失くしてしまうことがあります。
「ないと困るけど、失くしすぎて高いのはいらない」
そういう人が、ちょっとくらい見づらくても安いので十分、と考えるのもうなずけます。
また、家のあちこちに置きたいから安いのでいい、という人もよく聞きます。
キッチン、リビング、トイレ、玄関など老眼鏡を使いたい場所ごとに配置しておくと持ち運ばなくて便利です。
これが一本5000円の老眼鏡だとなかなか難しいですよね。
そして、老眼鏡を使おうか迷っている、老眼鏡に消極的な人も使ってみてほしいです。
「老眼鏡を使った方が良い気はするけど、眼科とか眼鏡屋に行くほどではない(めんどくさい)」
という人は、100円の老眼鏡でもまず使ってみてください。
老眼の症状や眼精疲労があるなら、裸眼でがんばるより安い老眼鏡のほうがマシですから。
試すのに100円は大した痛手ではないはず。
安い老眼鏡を使ってみて、それでも見え方が悪い、満足度が低いなら、重い腰を上げてでも眼科や眼鏡店に行けばいいのです。
値段の安い老眼鏡がNGな人


既製品の安い老眼鏡で十分な人がいる一方で、きちんと測らないと満足度を得られない人がいるのも事実です。
次のような方は、たとえ最初の老眼鏡であってもきちんと測って作製した方が良いでしょう。
既製品の安い老眼鏡が向かない人
- 左右の度数の差がある人
- 乱視矯正をしたい人
- 安い老眼鏡を試したが合わなかった人
- 長時間老眼鏡を使う人
- 細部までしっかり見たい人
- 自分に合うフレームを選びたい人
測って作る老眼鏡は、いわばオーダーメイド。
見たいものの距離に応じて左右の目、それぞれに合わせた度数で作製でき、レンズの中心と黒目の中心をしっかり合わせた老眼鏡を作れます。
誰にでもそこそこ合うように作られた既製品と異なり、長時間の使用でも疲れにくくいため、読書やパソコン作業がはかどります。
さらに、裁縫をする、図面を引く、検品をするなど、細部までしっかり見たいときにもおすすめです。



老眼鏡を使う意思が固まっているなら、初めの一本からきちんと測って作った方が良いと思います
まとめ:老眼鏡は値段より「目的が達成できるかどうか」
必要な目的を達成できるなら、第一選択として安い老眼鏡がNGとは言えません。
見たいものが見えるようになる、眼精疲労が軽減する、体が楽になるといった、老眼鏡を使う目的が達成できるのであれば、別に安い老眼鏡であろうとかまいません。
とりあえず老眼鏡を使ってみたい、という人は100円の老眼鏡を試してみましょう。
100円よりはもうちょっとデザイン性を高めたい、という人は3000円未満の既製品だと選択肢が増えます。
度数の左右差や乱視矯正をしたい人は安い老眼鏡ではなく、多少値段が上がってもきちんと測って作製するべきです。



ただし、安い老眼鏡を使ってみて、「見づらい」「眼精疲労がひどい」といった症状があるのなら、眼科を受診して相談してくださいね!







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